処方薬
マイスタン細粒1%
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マイスタン細粒1%の基本情報

マイスタン細粒1%の概要

商品名 マイスタン細粒1%
一般名 クロバザム細粒
薬価・規格 25.2円 (1%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 細粒
内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
製造会社 住友ファーマ
ブランド マイスタン細粒1% 他
YJコード 1139006C1030
レセプト電算コード 620000139
添付文書PDFファイル

マイスタン細粒1%の主な効果と作用

  • けいれんなどの発作をおさえるお薬です。
  • 脳の神経の過剰な興奮をおさえる働きがあります。

マイスタン細粒1%の用途

  • 脱力発作
  • 強直発作
  • 強直間代発作
  • 単純部分発作
  • 非定型欠神発作
  • 複雑部分発作
  • ミオクロニー発作
  • 二次性全般化強直間代発作

マイスタン細粒1%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

眠気、傾眠、ふらつき、めまい、構音障害、無気力、不機嫌、失調、情動不安、ぼんやり感、焦燥

起こる可能性のある重大な副作用

薬物依存、けいれん発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、離脱症状、呼吸抑制、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、発熱、紅斑、水疱、びらん、そう痒感、眼充血、口内炎

上記以外の副作用

筋緊張低下、易刺激性、行動異常、多動、頭重感、酩酊感、想起力低下、精神活動減退、軽躁状態、発揚状態、浮遊感、気分高揚、注意力低下、活動低下、意欲低下、複視、眼振、眼のかすみ、眼痛、喀痰増加、気道分泌過多、喘鳴、唾液分泌過多、食欲不振、嘔気、嘔吐、便秘、胃腸障害、胃部不快感、下痢、白血球減少、好酸球増加、血小板減少、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、肝機能検査値異常、発疹、皮膚かゆみ、湿疹、倦怠感、脱力感、体重増加、疲労感、尿失禁、胸痛、肩の重圧感、心窩部痛、意識障害、不随意運動、不穏、攻撃性、嚥下障害、腹痛、BUN上昇、クレアチニン上昇、転倒、浮腫、脱毛、尿閉、女性化乳房

マイスタン細粒1%の用法・用量

  • 通常、成人にはクロバザムとして1日10mgの経口投与より開始し、症状に応じて徐々に増量する
  • 維持量は1日10~30mgを1~3回に分割経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する(最高1日量は40mgまでとする)
  • 小児に対しては、通常クロバザムとして1日0.2mg/kgの経口投与より開始し、症状に応じて徐々に増量する
  • 維持量は1日0.2~0.8mg/kgを1~3回に分割経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する(最高1日量は1.0mg/kgまでとする)
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤は他の抗てんかん薬と併用して使用すること(本剤単独での使用経験が少ない)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

マイスタン細粒1%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

マイスタン細粒1%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
中枢抑制剤 相互に作用が増強
フェノチアジン系薬剤 相互に作用が増強
バルビツール酸誘導体 相互に作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 相互に作用が増強
エタノール摂取 相互に作用が増強、本剤の血中濃度の上昇
フェニトイン 本剤の血中未変化体濃度が低下、血中濃度を上昇、眼振
フェノバルビタール 本剤の血中未変化体濃度が低下、血中濃度を上昇
カルバマゼピン 本剤の血中未変化体濃度が低下、血中濃度を上昇
バルプロ酸 本剤の血中未変化体濃度が低下、血中濃度を上昇
スチリペントール 本剤及び活性代謝物の血中濃度が上昇
シメチジン 本剤の血中消失半減期が遅延しAUCが増大
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 CYP3A4によって代謝される薬剤及び本剤の血中濃度が上昇
薬物代謝酵素<CYP2C19>を阻害する薬剤 本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇
オメプラゾール 本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇
肝薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される薬剤 血中濃度が上昇
デキストロメトルファン 血中濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

マイスタン細粒1%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
    薬価 25.2円 (1%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 細粒
    製造会社 住友ファーマ
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マイスタン細粒1%に関係する解説

ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬

  • マイスタン細粒1%は、ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬に分類される。
  • ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬とは、脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し神経の興奮を抑制することで、てんかんなどによるけいれん発作などの症状を抑える薬。

ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬の代表的な商品名

  • リボトリール、ランドセン
  • マイスタン
  • ベンザリン、ネルボン
  • ダイアップ
  • ミダフレッサ
  • ロラピタ
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