処方薬
バレリン錠200mg
後発

バレリン錠200mgの基本情報

バレリン錠200mgの概要

商品名 バレリン錠200mg
一般名 バルプロ酸ナトリウム錠
薬価・規格 10.1円 (200mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 住友ファーマ
ブランド バレリン錠100mg 他
YJコード 1139004F2106
レセプト電算コード 610453094
識別コード @722
添付文書PDFファイル

バレリン錠200mgの主な効果と作用

  • けいれんなどの発作をおさえるお薬です。
  • 脳の神経の過剰な興奮をおさえる働きがあります。
  • 脳内の神経伝達物質(γ-アミノ酪酸)の神経伝達を促す働きにより、気分を安定させます。
  • おさえることのできない感情の高まりや行動をおさえるお薬です。
  • 片頭痛発症を防ぐお薬です。

バレリン錠200mgの用途

バレリン錠200mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、貧血、腹痛、過敏症、振戦、白血球減少、血小板凝集能低下、低フィブリノゲン血症、傾眠、不眠、失調

起こる可能性のある重大な副作用

重篤な肝障害、劇症肝炎、黄疸、脂肪肝、高アンモニア血症、意識障害、溶血性貧血、赤芽球癆、汎血球減少、顆粒球減少、重篤な血小板減少、急性膵炎、激しい腹痛、発熱、嘔気、嘔吐、膵酵素値上昇、間質性腎炎、ファンコニー症候群、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、過敏症症候群、発疹、リンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、認知症様症状、パーキンソン様症状、脳萎縮、健忘、見当識障害、言語障害、寡動、知能低下、感情鈍麻、静止時振戦、硬直、姿勢異常、歩行異常、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム量増加、高張尿、間質性肺炎、好酸球性肺炎、咳嗽、呼吸困難

上記以外の副作用

眩暈、不穏、感覚変化、視覚異常、抑うつ、食欲亢進、悪心、食欲不振、胃部不快感、便秘、下痢、口内炎、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、脱毛、夜尿、頻尿、尿失禁、血尿、月経異常、月経不順、無月経、多嚢胞性卵巣、口渇、倦怠感、浮腫、鼻血、歯肉肥厚、体重増加、カルニチン減少

バレリン錠200mgの用法・用量

  • 1.各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)及びてんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療:2.躁病及び躁うつ病の躁状態の治療:1日量バルプロ酸ナトリウムとして400~1200mgを1日2~3回に分けて経口投与する
    • 但し、年齢・症状に応じ適宜増減する
  • 3.片頭痛発作の発症抑制:1日量バルプロ酸ナトリウムとして400~800mgを1日2~3回に分けて経口投与する
    • なお、年齢・症状に応じ適宜増減するが、1日量として1000mgを超えない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

バレリン錠200mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な肝障害
    • 尿素サイクル異常症
    • 妊婦又は妊娠している可能性<片頭痛発作>
    • 妊婦又は妊娠している可能性<てんかん・躁病及び躁うつ病>
    • 肝機能障害
    • 自殺企図
    • 薬物過敏症
    • 原因不明の昏睡
    • 原因不明の乳児死亡
    • 原因不明の脳症
    • 自殺念慮のある躁病
    • 自殺念慮のある躁うつ病の躁状態
    • 妊娠中<てんかん・躁病及び躁うつ病>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

バレリン錠200mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カルバペネム系抗生物質 てんかんの発作が再発
パニペネム・ベタミプロン てんかんの発作が再発
メロペネム てんかんの発作が再発
イミペネム・シラスタチン てんかんの発作が再発
ビアペネム てんかんの発作が再発
ドリペネム水和物 てんかんの発作が再発
テビペネム ピボキシル てんかんの発作が再発
バルビツール酸誘導体 バルプロ酸の作用が減弱、作用が増強
フェノバルビタール バルプロ酸の作用が減弱、作用が増強
フェニトイン バルプロ酸の作用が減弱、作用が増強又は減弱
カルバマゼピン バルプロ酸の作用が減弱、作用が増強又は減弱
エトスクシミド 作用が増強
アミトリプチリン 作用が増強
ノルトリプチリン 作用が増強
ベンゾジアゼピン系化合物 作用が増強
ジアゼパム 作用が増強
ワルファリン 作用が増強
クロバザム バルプロ酸の作用が増強
サリチル酸製剤 バルプロ酸の作用が増強
アスピリン バルプロ酸の作用が増強
エリスロマイシン バルプロ酸の作用が増強
シメチジン バルプロ酸の作用が増強
ラモトリギン 消失半減期が約2倍延長
ロラゼパム<注射剤> 消失半減期が延長
クロナゼパム アブサンス重積<欠神発作重積>

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