処方薬
注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の基本情報

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の概要

商品名 注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)
一般名 セコバルビタールナトリウム注射用
薬価・規格 228.0円 (200mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 日医工
YJコード 1125401D2028
レセプト電算コード 620004156
添付文書PDFファイル

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の主な効果と作用

  • 寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善するお薬です。
  • 不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくする働きがあります。
  • 麻酔に用いたり、気持ちを落ち着かせるお薬です。

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の用途

  • 全身麻酔の導入
  • 麻酔前投薬
  • 不安緊張状態の鎮静
  • 不眠症

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、過敏症、嘔吐、眠気、頭重感、めまい、脈拍異常、腱反射亢進、口渇、知覚異常、構音障害

起こる可能性のある重大な副作用

チアノーゼ、呼吸抑制、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、発熱、皮膚発疹、粘膜発疹、皮膚紅斑、粘膜紅斑、壊死性結膜炎、薬物依存、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱、抑うつ状態、離脱症状

上記以外の副作用

精神機能低下、せん妄、昏迷、運動失調、ヘマトポルフィリン尿、蛋白尿、低カルシウム血症、巨赤芽球性貧血

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の用法・用量

  • 通常、成人にはセコバルビタールナトリウムとして、1回100~200mg(5%溶液2~4mL)を徐々に静脈内注射するか、または筋肉内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、総量500mg(5%溶液10mL)を超えないことが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性間歇性ポルフィリン症
    • 肝機能障害
    • 呼吸機能低下
    • 腎機能障害
    • 心障害
    • アルコール中毒
    • 重篤な神経症
    • 進行した動脈硬化症
    • 頭部外傷後遺症
    • 薬物依存
    • 薬物依存傾向
    • 脳器質障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エタノール摂取 相互に作用が増強
抗不安薬 相互に作用が増強
抗精神病薬 相互に作用が増強
催眠・鎮静剤 相互に作用が増強
抗うつ剤 相互に作用が増強
抗ヒスタミン剤 相互に作用が増強
抗パーキンソン剤 相互に作用が増強
解熱鎮痛消炎剤 相互に作用が増強
チアジド系薬剤 起立性低血圧が増強
ヒドロクロロチアジド 起立性低血圧が増強
クラーレ様物質 相加的な筋弛緩作用
ジスルフィラム 中枢神経抑制作用が増強
クマリン系抗凝血剤 作用に影響
ワルファリンカリウム 作用に影響
ドキシサイクリン 血中濃度半減期が短縮

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)に関係する解説

バルビツール酸系睡眠薬

  • 注射用アイオナール・ナトリウム(0.2)は、バルビツール酸系睡眠薬に分類される。
  • バルビツール酸系睡眠薬とは、脳の覚醒を抑え、眠りやすくしたり、不安や緊張を鎮めたりする薬。

バルビツール酸系睡眠薬の代表的な商品名

  • ラボナ
  • フェノバール
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