処方薬
イソミタール原末

イソミタール原末の基本情報

イソミタール原末の概要

商品名 イソミタール原末
一般名 アモバルビタール
薬価・規格 39.5円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 日本新薬
YJコード 1125001X1033
レセプト電算コード 620006559
添付文書PDFファイル

イソミタール原末の主な効果と作用

  • 不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくし、睡眠を持続させる働きがあります。
  • 寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善するお薬です。

イソミタール原末の用途

  • 不安緊張状態の鎮静
  • 不眠症

イソミタール原末の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症状、知覚異常、構音障害、精神機能低下、せん妄、昏迷、運動失調、ヘマトポルフィリン尿、蛋白尿、低カルシウム血症、巨赤芽球性貧血

起こる可能性のある重大な副作用

皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、薬物依存、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱、抑うつ状態、離脱症状

上記以外の副作用

頭痛、発熱、発疹、めまい

イソミタール原末の用法・用量

  • 不眠症には、アモバルビタールとして、通常成人1日0.1~0.3gを就寝前に経口投与する
  • 不安緊張状態の鎮静には、アモバルビタールとして、通常成人1日0.1~0.2gを2~3回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)不眠症には、就寝の直前に服用させること
    • また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イソミタール原末の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性間歇性ポルフィリン症
    • 肝機能障害
    • 呼吸機能低下
    • 腎機能障害
    • 心障害
    • アルコール中毒
    • 重篤な神経症
    • 進行した動脈硬化症
    • 頭部外傷後遺症
    • 薬物依存
    • 薬物依存傾向
    • 脳器質障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

イソミタール原末の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 代謝が亢進され血中濃度が低下
抗不安薬 相互に作用が増強
抗精神病薬 相互に作用が増強
催眠・鎮静剤 相互に作用が増強
抗うつ剤 相互に作用が増強
抗ヒスタミン剤 相互に作用が増強
チアジド系薬剤 相互に作用が増強
ジスルフィラム 相互に作用が増強
解熱鎮痛消炎剤 相互に作用が増強
エタノール摂取 相互に作用が増強
クラーレ様物質 相互に作用が増強
クマリン系抗凝血剤 作用に影響
ドキシサイクリン 血中濃度半減期が短縮
ゲフィチニブ 作用を減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

イソミタール原末と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
    薬価 39.5円 (1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 末
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イソミタール原末に関係する解説

バルビツール酸系睡眠薬

  • イソミタール原末は、バルビツール酸系睡眠薬に分類される。
  • バルビツール酸系睡眠薬とは、脳の覚醒を抑え、眠りやすくしたり、不安や緊張を鎮めたりする薬。

バルビツール酸系睡眠薬の代表的な商品名

  • ラボナ
  • フェノバール
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