ホリゾン注射液10mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
眠気、ふらつき、眩暈、頭痛、血圧低下、悪心、嘔吐、便秘、口渇、倦怠感、脱力感
起こる可能性のある重大な副作用
薬物依存、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、離脱症状、舌根沈下、気道閉塞、呼吸抑制、刺激興奮、錯乱、循環性ショック
上記以外の副作用
失禁、言語障害、歩行失調、複視、霧視、眼振、失神、多幸症、黄疸、顆粒球減少、白血球減少、頻脈、徐脈、食欲不振、過敏症、発疹、浮腫
ホリゾン注射液10mgの用法・用量
- 本剤は、疾患の種類、症状の程度、年齢及び体重等を考慮して用いる
- 一般に成人には、初回2mL(ジアゼパムとして10mg)を筋肉内又は静脈内にできるだけ緩徐に注射する
- 以後、必要に応じて3~4時間ごとに注射する
- なお、静脈内に注射する場合には、なるべく太い静脈を選んで、できるだけ緩徐に(2分間以上をかけて)注射する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 次の患者には筋肉内注射しないこと:低出生体重児、新生児、乳・幼児、小児
- 7.2. 痙攣の抑制のために本剤を投与する時、特に追加投与を繰り返す際には、呼吸器系抑制・循環器系抑制に注意すること
- 7.3. 有機リン中毒、カーバメート中毒患者に本剤を投与する際は、特に次記事項に注意すること
- ・ 有機リン中毒、カーバメート中毒における痙攣に対して投与する場合は、必ず呼吸状態の把握及び気道確保を行うこと
- ・ 有機リン中毒、カーバメート中毒患者に本剤を投与する際は、本剤は直接的な解毒作用を有さないため、アトロピン及びプラリドキシムを投与した上で本剤を投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
リトナビル |
過度の鎮静、呼吸抑制 |
ニルマトレルビル・リトナビル |
過度の鎮静、呼吸抑制 |
中枢抑制剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
フェノチアジン系薬剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
バルビツール酸誘導体 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
オピオイド系鎮痛剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
エタノール摂取 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
シメチジン |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
オメプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
エソメプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
ランソプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
シプロフロキサシン |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
フルボキサミンマレイン酸塩 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
マプロチリン塩酸塩 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強、痙攣発作 |
強力なCYP3A阻害剤 |
本剤の血中濃度が上昇 |
コビシスタットを含有する製剤 |
本剤の血中濃度が上昇 |
ボリコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇 |
エトラビリン |
本剤の血中濃度が上昇 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
アゼルニジピン |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
ホスアンプレナビル |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
ミルタザピン |
鎮静作用が増強、精神運動機能及び学習獲得能力が減退 |
バルプロ酸 |
本剤の作用が増強 |
ダントロレンナトリウム |
筋弛緩作用を増強 |
ボツリヌス毒素製剤 |
筋弛緩作用を増強 |
リファンピシン類 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
アパルタミド |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
シナカルセト |
血中濃度に影響 |
エボカルセト |
血中濃度に影響 |
カフェイン |
本剤の血中濃度が減少 |