ジアゼパム注射液5mg「タイヨー」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
眠気、ふらつき、頭痛、血圧低下、悪心、嘔吐、便秘、口渇、倦怠感、脱力感、言語障害
起こる可能性のある重大な副作用
離脱症状、薬物依存、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想、舌根沈下、上気道閉塞、呼吸抑制、刺激興奮、錯乱、循環性ショック
上記以外の副作用
複視、霧視、眼振、失神、失禁、歩行失調、多幸症、黄疸、顆粒球減少、白血球減少、徐脈、食欲不振、過敏症、発疹、浮腫、眩暈、頻脈
ジアゼパム注射液5mg「タイヨー」の用法・用量
- 本剤は、疾患の種類、症状の程度、年齢および体重などを考慮して用いる
- 一般に成人には、初回10mgを筋肉内または静脈内に、できるだけ緩徐に注射する
- 以後、必要に応じて3~4時間ごとに注射する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には、筋肉内注射しないこと
- 7.2. 痙攣の抑制のために本剤を投与する時、特に追加投与を繰り返す際には、呼吸器系抑制・循環器系抑制に注意すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ジアゼパム注射液5mg「タイヨー」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
リトナビル |
過度の鎮静、呼吸抑制 |
ニルマトレルビル・リトナビル |
過度の鎮静、呼吸抑制 |
中枢抑制剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
フェノチアジン系薬剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
バルビツール酸誘導体 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
オピオイド系鎮痛剤 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
エタノール摂取 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
シメチジン |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
オメプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
エソメプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
ランソプラゾール |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
シプロフロキサシン |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
フルボキサミンマレイン酸塩 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強 |
マプロチリン塩酸塩 |
眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強、痙攣発作 |
強力なCYP3A阻害剤 |
本剤の血中濃度が上昇 |
コビシスタットを含有する製剤 |
本剤の血中濃度が上昇 |
ボリコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇 |
エトラビリン |
本剤の血中濃度が上昇 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
アゼルニジピン |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
ホスアンプレナビル |
本剤又はこれらの薬剤の作用が増強 |
ミルタザピン |
鎮静作用が増強、精神運動機能及び学習獲得能力が減退 |
バルプロ酸 |
本剤の作用が増強 |
ダントロレンナトリウム |
筋弛緩作用が増強 |
ボツリヌス毒素製剤 |
筋弛緩作用が増強 |
リファンピシン類 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
アパルタミド |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
シナカルセト |
血中濃度に影響 |
エボカルセト |
血中濃度に影響 |
カフェイン |
本剤の血中濃度が減少 |