処方薬
サイレース静注2mg
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サイレース静注2mgの基本情報

サイレース静注2mgの概要

商品名 サイレース静注2mg
一般名 フルニトラゼパム注射液
薬価・規格 129.0円 (2mg1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 エーザイ
ブランド サイレース錠1mg 他
YJコード 1124400A1058
レセプト電算コード 620005164
添付文書PDFファイル

サイレース静注2mgの主な効果と作用

  • 麻酔に用いたり、気持ちを落ち着かせるお薬です。

サイレース静注2mgの用途

  • 全身麻酔の導入
  • 局所麻酔時の鎮静

サイレース静注2mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

覚醒困難、興奮、多弁、AST上昇、しゃっくり、血圧低下、徐脈、嘔吐、体動、麻酔後睡眠、ALT上昇

起こる可能性のある重大な副作用

無呼吸、呼吸抑制、舌根沈下、重篤な転帰、錯乱

上記以外の副作用

咳、頻脈、過敏症、発疹、尿閉、乏尿

サイレース静注2mgの用法・用量

  • 本剤は用時注射用蒸留水にて2倍以上に希釈調製し、できるだけ緩徐に(フルニトラゼパムとして1mgを1分以上かけて)静脈内に注射する
  • 用量は通常成人に対し全身麻酔の導入としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.02~0.03mg、局所麻酔時の鎮静としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.01~0.03mgとし、必要に応じて初回量の半量ないし同量を追加投与する
    • なお、患者の年齢、感受性、全身状態、手術術式、麻酔方法などに応じて適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

サイレース静注2mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性閉塞隅角緑内障
    • 重症筋無力症
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心障害
    • 脳器質的障害
    • 高度重症
    • 呼吸予備力の制限
    • 投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

サイレース静注2mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エタノール摂取 中枢神経抑制作用が増強
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
フェノチアジン系薬剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強
鎮痛薬 中枢神経抑制作用が増強
麻酔剤 中枢神経抑制作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 クロルジアゼポキシドで舞踏病
シメチジン 本剤の中枢神経抑制作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

サイレース静注2mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 129.0円 (2mg1管)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 エーザイ
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サイレース静注2mgに関係する解説

ベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZD系睡眠薬)

  • サイレース静注2mgは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZD系睡眠薬)に分類される。
  • ベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZD系睡眠薬)とは、脳内で神経興奮に関わるベンゾジアゼピン受容体(BZD受容体)を刺激して、脳の活動を抑えることで眠りやすくし、睡眠障害などを改善する薬。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZD系睡眠薬)の代表的な商品名

  • ハルシオン
  • レンドルミン
  • ベンザリン,ネルボン
  • サイレース
  • ドラール
  • エバミール,ロラメット
ベンゾジアゼピン系睡眠薬(BZD系睡眠薬)についての詳しい解説を見る