処方薬
チトゾール注用0.3g
チトゾール注用0.3gの基本情報
チトゾール注用0.3gの概要
商品名 | チトゾール注用0.3g |
---|---|
一般名 | 注射用チアミラールナトリウム |
薬価・規格 | 458.0円 (300mg1瓶(溶解液付)) |
薬の形状 |
注射薬 > 散剤 > 注射用
|
製造会社 | 杏林製薬 |
ブランド | チトゾール注用0.5g 他 |
YJコード | 1115403D4031 |
レセプト電算コード | 620009266 |
チトゾール注用0.3gの主な効果と作用
- けいれんなどの
発作 をおさえるお薬です。 - 脳の神経の過剰な興奮をおさえる働きがあります。
- 麻酔に用いるお薬です。
チトゾール注用0.3gの用途
チトゾール注用0.3gの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
痙攣、血圧下降、不整脈、過敏症、皮疹、悪心、嘔吐、頭痛、めまい、流涙、ふるえ
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、呼吸困難、血圧低下、呼吸停止、呼吸抑制、舌根沈下、喉頭痙攣、気管支痙攣、咳、しゃっくり
上記以外の副作用
興奮、顔面潮紅、複視、しびれ感、尿閉、倦怠感
チトゾール注用0.3gの用法・用量
- 〈静脈内投与〉・ 溶液濃度:2.5%水溶液(5%溶液は静脈炎を起こすことがある)
- ・ 投与量・投与法:調整したチアミラール水溶液を静脈より注入する
- 本剤の用量や静注速度は年齢・体重とは関係が少なく、個人差があるため、一定ではないが、大体の基準は次のとおり
- 6.1. 全身麻酔の導入最初に2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を注入して患者の全身状態、抑制状態などを観察し、その感受性より追加量を決定する
- 次に患者が応答しなくなるまで追加注入し、応答がなくなったときの注入量を就眠量とする
- 更に就眠量の半量ないし同量を追加注入した後、他の麻酔法に移行する
- なお、気管内に挿管する場合は筋弛緩剤を併用する
- 6.2. 短時間麻酔6.2.1. 患者とコンタクトを保ちながら、最初に2~3mL(2.5%溶液で50~75mg)を10~15秒ぐらいの速度で注入後30秒間、麻酔の程度、患者の全身状態を観察する
- 更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し、患者の応答のなくなったときの注入量を就眠量とする
- なお、手術に先立ち、更に2~3mLを同速度で分割注入すれば10~15分程度の麻酔が得られる
- 6.2.2. 短時間で手術が終了しない場合は注射針を静脈中に刺したまま呼吸、脈拍、血圧、角膜反射、瞳孔対光反射などに注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mL(2.5%溶液で25~100mg)を分割注入する(1回の最大使用量は1gまでとする)
- 6.3. 精神神経科における電撃療法の際の麻酔通常12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し、必要な麻酔深度に達したことを確かめた後、直ちに電撃療法を行う
- 6.4. 併用使用本剤は局所麻酔剤あるいは吸入麻酔剤と併用することができる
- 通常2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を間歇的に静脈内注入する
- 点滴投与を行う場合は、静脈内点滴麻酔法に準ずる
- 6.5. 痙攣時における使用患者の全身状態を観察しながら、通常2~8mL(2.5%溶液で50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
チトゾール注用0.3gの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
チトゾール注用0.3gの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
---|---|
中枢抑制剤 | 呼吸抑制作用・降圧作用・中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
血圧降下剤 | 降圧作用・中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
三環系抗うつ剤 | 降圧作用・中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強、作用が減弱 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
中枢性筋弛緩剤 | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
カルバミン酸クロルフェネシン | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
スルホニルウレア系薬剤 | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
抗パーキンソン剤 | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
レボドパ | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強 |
ジスルフィラム | 中枢神経抑制作用<鎮静・催眠等>が増強、重篤な低血圧 |
ドキシサイクリン | 血中濃度半減期が短縮 |
クマリン系抗凝血剤 | 抗凝血作用が減弱 |
ワルファリンカリウム | 抗凝血作用が減弱 |