モリゼンチトウ

モリゼンチトウの基本情報

モリゼンチトウの概要

商品名 モリゼンチトウ
薬のタイプ 内服 / 第2類
製造会社 大杉製薬
販売会社名 大杉製薬

モリゼンチトウの特徴

モリ ゼンチトウは、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という漢方薬のエキスを飲みやすい顆粒剤にしたものです。
本剤は、うすい水様の痰がたくさん出る咳や、これにぜいぜい、ひゅうひゅうという喘鳴を伴い、息が苦しい気管支ぜんそく、鼻水がとめどもなく流れて鼻がつまったり、またくしゃみが頻発したりする鼻炎や花粉症、咳や痰を主な症状とする気管支炎に効果があります。
なお、本剤には眠くなる成分は入っていません。

モリゼンチトウの効果・効能

体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎むくみ、感冒、花粉症

モリゼンチトウの構成成分

3包(1包2.5g)中 次の生薬から抽出された小青竜湯エキス4.1g〔マオウ(麻黄)3g、シャクヤク(芍薬)3g、カンキョウ(乾姜)3g、カンゾウ(甘草)3g、ケイヒ(桂皮)3g、サイシン(細辛)3g、ゴミシ(五味子)3g、ハンゲ(半夏)6g〕

モリゼンチトウの用法・用量

次の量を食前又は食間に、水又はお湯で服用してください。
(食間とは食後2~3時間を指します)
成人(15歳以上):1回1包。
15歳未満7歳以上:1回2/3包。
7歳未満4歳以上:1回1/2包。
4歳未満2歳以上:1回1/3包。
2歳未満:1回1/4包。
1日3回服用。
<用法及び用量に関連する注意>
1.小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
2.1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。

モリゼンチトウの主な副作用

1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4)胃腸の弱い人。
(5)発汗傾向の著しい人。
(6)高齢者。
(7)今までに薬により発疹発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(8)次の症状のある人。
   むくみ、排尿困難
(9)次の診断を受けた人。
   高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

 関係部位:皮膚
 症  状:発疹・発赤、かゆみ

 関係部位:消化器
 症  状:吐き気、食欲不振、胃部不快感

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

 症状の名称:間質性肺炎
 症   状:階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくな
       る、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続した
       りする。

 症状の名称:偽アルドステロン症、ミオパチー
 症   状:手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、
       筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。

 症状の名称:肝機能障害
 症   状:発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、
       全身のだるさ、食欲不振等があわられる。

3.1ヵ月位(感冒に服用する場合には5~6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
4.長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

モリゼンチトウの添付文書

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