抗コリン薬
副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える薬
抗コリン薬を使う主な病気
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尿路結石症
尿の成分がかたまり(結石)を作り、尿路の中に存在している状態。結石が臓器を傷つけることによって、腰や背中に強痛みを起こす -
胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃液によって胃や十二指腸の粘膜がダメージを受けた結果、壁がえぐれてしまった状態 -
胆石症(胆のう結石)
胆のうの中に、砂つぶのようなかたまり(胆石)ができた状態。突然の痛みが起こることがある -
食道炎、食道潰瘍
食道粘膜が傷つき、食道に炎症や潰瘍が生じた状態 -
慢性胃炎
胃粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態。ヘリコバクター・ピロリ感染が主な原因である -
急性胃炎・急性胃粘膜病変 (AGML)
胃の粘膜のびらんや潰瘍が原因で、急激な腹痛・吐血・下血を起こす状態。多くは薬剤性、アルコールやストレスなどで起こる