むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)
脳内の興奮性の神経伝達物質に関与することで、むずむず脚症候群の足の異常な感覚などを改善する薬
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)の解説
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)の効果と作用機序
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)の薬理作用
むずむず脚症候群は脚の異常な感覚が極めてわずらわしく感じられ、脚をうごかさずにはいられなく病気で、メカニズムはまだはっきり解明されてはいないが、主に脳内の神経伝達物質のドパミンなどが関与しているといわれている。
むずむず脚症候群の主な治療薬には以下の2種類などがある。
(1)ガバペンチンエナカルビル(商品名:レグナイト):脳内の興奮性神経伝達物質に関与し、安静時に脚などに生じる異常な感覚の伝わりを抑える作用があるとされる。
(2)ドパミン作動薬:脳内の神経伝達物質であるドパミンに関わるドパミン受容体というものを刺激し、安静時に脚などに生じる異常感覚を改善する作用をあらわすとされる。パーキンソン病の治療薬としても使用する。
上記の他にも、プレガバリン、レボドパ製剤、クロナゼパム(ベンゾジアゼピン系薬物のひとつ)、オピオイド(一般的に鎮痛薬などとして使われている薬)なども治療の選択肢となる場合がある。
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)の主な副作用や注意点
- 精神神経系症状
- 眠気、めまい、頭痛などの症状が現れる場合がある
- 車の運転など危険を伴う作業は控える
- 消化器症状
- 吐き気、便秘、下痢、食欲不振などの症状があらわれる場合がある