処方薬
乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の基本情報

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の概要

商品名 乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)
一般名 乾燥BCGワクチン
薬価・規格 - 円 (12mg1管(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 日本ビーシージー製造
YJコード 631140BD3027
添付文書PDFファイル

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の主な効果と作用

  • 結核の予防に使われるワクチンです。
  • 結核に対する免疫を獲得し、結核を予防する働きがあります。

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の用途

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、蕁麻疹、紅斑、多形紅斑、そう痒、発赤、硬結、腫脹、痂皮、局所反応

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、BCG感染症、髄膜炎、骨炎、骨髄炎、骨膜炎、粟粒結核様病変、全身播種性BCG感染症、皮膚結核様病変、狼瘡、腺病性苔癬

上記以外の副作用

膿疱、リンパ節腫大、腋窩リンパ節腫大、腋窩以外のリンパ節腫大、鎖骨上窩リンパ節腫大、側頸部リンパ節腫大、発熱

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の用法・用量

  • 通常、溶剤を加えたものを上腕外側のほぼ中央部に滴下塗布し、経皮用接種針を用いて行う
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 接種方法(管針法による経皮接種)本剤に添付の溶剤(日本薬局方生理食塩液)を加えて80mg/mLの濃度の均一な懸濁液とし、接種部位の皮膚を緊張させ、懸濁液を塗った後、9本針植付けの管針を接種皮膚面に対してほぼ垂直に保ち、これを強く圧して行う
  • 接種数は2個とし、管針の円跡は相互に接するものとする
  • 7.2. 本剤は、経皮接種用の濃厚なワクチンであり、もし皮内等に注射すると強い局所反応を呈するので、絶対に注射してはならない
  • 7.3. 定期接種対象者と標準的接種期間定期接種対象者:一歳に至るまでの間にある者(生後5月に達したときから生後8月に達するまでの期間を標準的な接種期間として1回行うこと)
  • 7.4. 他の生ワクチン(注射剤)との接種間隔他の生ワクチン<注射剤>の接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること〔10.2参照〕
  • 7.5. 同時接種医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アナフィラキシー
    • 結核
    • 発熱
    • 予防接種を行うことが不適当な状態
    • 重篤な急性疾患
    • 外傷によるケロイド
    • 予防接種によるケロイド
    • 免疫機能に異常のある疾患
    • 免疫抑制をきたす治療中
    • アレルギー
    • 肝機能障害
    • 肝臓疾患
    • 免疫不全
    • 血液疾患
    • 腎機能障害
    • 心臓血管系疾患
    • 腎臓疾患
    • 発育障害
    • 全身性発疹
    • 過去に結核患者との長期の接触
    • 結核感染
    • 先天性免疫不全症
    • 予防接種で接種後2日以内に発熱
    • けいれん
    • 生ワクチン<注射剤>の接種を受けた

患者の属性に応じた注意喚起

乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
副腎皮質ホルモン剤 播種性BCG感染
プレドニゾロン 播種性BCG感染
免疫抑制剤 播種性BCG感染
シクロスポリン 播種性BCG感染
タクロリムス水和物 播種性BCG感染
アザチオプリン 播種性BCG感染
免疫抑制作用を有する薬剤 播種性BCG感染

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