処方薬
インビラーゼ錠500mg
先発
インビラーゼ錠500mgの基本情報
インビラーゼ錠500mgの概要
商品名 | インビラーゼ錠500mg |
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一般名 | サキナビルメシル酸塩錠 |
薬価・規格 | 362.9円 (500mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | 中外製薬 |
ブランド | インビラーゼ錠500mg 他 |
YJコード | 6250010F1020 |
レセプト電算コード | 620004347 |
識別コード | ROCHE |
インビラーゼ錠500mgの主な効果と作用
ウイルス による感染症 を治療するお薬です。ヒト免疫不全ウイルス (HIV )の増殖をおさえる働きがあります。
インビラーゼ錠500mgの用途
インビラーゼ錠500mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
肝機能異常、肝障害、高トリグリセリド血症、高脂血症、下痢、悪心、感染性下痢、LDH増加、貧血、嘔吐、腹痛
起こる可能性のある重大な副作用
膵炎、肝炎、高血糖、糖尿病、ケトアシドーシス、汎血球減少症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症、自殺企図、錯乱、痙攣、協調運動障害、腸管閉塞、腹水、黄疸、門脈圧亢進、重度肝機能障害、溶血性貧血、出血、頭蓋内出血、出血性関節症、筋肉内出血、胃腸出血、硝子体出血、腹膜出血、耳下腺出血、血栓性静脈炎、末梢血管収縮、急性骨髄性白血病、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、腎結石症、無力症、多発性関節炎
上記以外の副作用
味覚異常、感覚鈍麻、頭痛、浮動性眩暈、意識消失、末梢性ニューロパシー、嗜眠、便秘、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、リンパ節症、ヘモグロビン減少、発疹、皮膚乾燥、脱毛症、ALT増加、AST増加、γ-GTP増加、Al-P増加、高ビリルビン血症、高コレステロール血症、高尿酸血症、食欲減退、リポジストロフィー、胸部脂肪増加、体幹部脂肪増加、末梢部脂肪減少、野牛肩、クッシング様顔貌、肺炎、咳嗽、高血圧、CK増加、CPK増加、背部痛、関節痛、筋肉痛、血中クレアチニン増加、発熱、浮腫、体重増加、倦怠感、疲労、鼓腸、錯感覚、傾眠、振戦、不安、うつ病、不眠症、性欲減退、精神病性障害、睡眠障害、嚥下障害、おくび、胃炎、口内乾燥、口唇乾燥、粘膜潰瘍、血中アミラーゼ増加、リンパ球数減少、皮膚そう痒、ざ瘡、水疱性皮膚炎、紅斑、多汗症、蕁麻疹、インフルエンザ、乳頭腫、HIV消耗症候群、肝腫大、低比重リポ蛋白増加、血中ブドウ糖減少、食欲亢進、脱水、気管支炎、副鼻腔炎、呼吸困難、失神、心雑音、低血圧、筋痙縮、耳鳴、視力障害、過敏症、胸痛
インビラーゼ錠500mgの用法・用量
- サキナビルとして1回1000mgを1日2回、リトナビルとして1回100mgを1日2回、同時に、食後2時間以内に経口投与する
- 投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
インビラーゼ錠500mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
インビラーゼ錠500mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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アミオダロン | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
フレカイニド | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
プロパフェノン | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
ベプリジル | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
キニジン | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
キニジン硫酸塩水和物 | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
トラゾドン | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
ピモジド | 血中濃度が増加、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用<QT延長等> |
バルデナフィル | 血中濃度が増加 |
アゼルニジピン | 血中濃度が増加 |
抗不整脈剤 | 血中濃度が増加 |
リドカイン<全身> | 血中濃度が増加 |
ジソピラミド | 血中濃度が増加 |
リファブチン | 血中濃度が増加 |
ベンゾジアゼピン系化合物 | 血中濃度が増加 |
アルプラゾラム | 血中濃度が増加 |
クロラゼプ酸 | 血中濃度が増加 |
フルラゼパム | 血中濃度が増加 |
ジアゼパム | 血中濃度が増加 |
カルシウム拮抗剤 | 血中濃度が増加 |
フェロジピン | 血中濃度が増加 |
ニフェジピン | 血中濃度が増加 |
ニカルジピン | 血中濃度が増加 |
ジルチアゼム | 血中濃度が増加 |
ベラパミル | 血中濃度が増加 |
アムロジピン | 血中濃度が増加 |
ニソルジピン | 血中濃度が増加 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤 | 血中濃度が増加、筋障害の症状<筋脱力感・筋痛・CK<CPK>の上昇等> |
アトルバスタチン | 血中濃度が増加、筋障害の症状<筋脱力感・筋痛・CK<CPK>の上昇等> |
免疫抑制剤 | 血中濃度が増加 |
シクロスポリン | 血中濃度が増加 |
タクロリムス水和物 | 血中濃度が増加 |
PDE5阻害薬 | 血中濃度が増加 |
シルデナフィル | 血中濃度が増加 |
タダラフィル | 血中濃度が増加 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 | 血中濃度が増加 |
キニーネ | 血中濃度が増加 |
フェンタニール | 血中濃度が増加 |
ミルタザピン | 血中濃度が増加 |
テムシロリムス | 血中濃度が増加 |
P糖蛋白の基質となる薬剤 | 血中濃度が増加 |
アジスロマイシン | 血中濃度が増加 |
ジゴキシン | 血中濃度が増加 |
ダビガトラン | 血中濃度が増加 |
エルゴタミンを含有する製剤 | 血中濃度が増加し急性麦角中毒<末梢血管痙攣・四肢の虚血等> |
シンバスタチン | 血中濃度が増加し横紋筋融解症等のミオパシー |
ミダゾラム | 血中濃度が増加し持続的又は過度の鎮静・呼吸抑制、クリアランスが減少し半減期が延長 |
トリアゾラム | 血中濃度が増加し持続的又は過度の鎮静・呼吸抑制 |
リファンピシン類 | 本剤のAUCが減少、重度の肝細胞毒性 |
デラビルジン | サキナビルのAUCが348%・Cmaxが317%増加、併用開始後数週間に肝細胞酵素が上昇 |
エファビレンツ | サキナビル及びエファビレンツのAUC・Cmaxが減少 |
ネビラピン | サキナビルのAUCが24%減少 |
インジナビル | サキナビルのAUCが増加 |
ネルフィナビル | サキナビル及びネルフィナビルのAUCが増加、下痢 |
アタザナビル | サキナビルのAUC・Cmaxがそれぞれ60%・42%増加、リトナビルのAUC・Cmaxがそれぞれ41%・34%増加 |
ホスアンプレナビル | サキナビルのAUCが19%・アンプレナビルのAUCが32%減少、サキナビルのAUC・Cmaxがそれぞれ15%・9%減少 |
ロピナビル・リトナビル配合剤 | サキナビルのAUC・Cmaxが増加、リトナビルのAUC・Cmaxは減少 |
ワルファリン | 血中濃度が変化 |
抗てんかん剤 | 本剤の血中濃度が減少 |
カルバマゼピン | 本剤の血中濃度が減少 |
フェノバルビタール | 本剤の血中濃度が減少 |
フェニトイン | 本剤の血中濃度が減少 |
三環系抗うつ剤 | 血中濃度を増加 |
アミトリプチリン | 血中濃度を増加 |
イミプラミン | 血中濃度を増加 |
クラリスロマイシン | 本剤及びクラリスロマイシンのAUC・Cmaxが増加 |
エリスロマイシン | サキナビルのAUCが99%・Cmaxが106%上昇 |
ストレプトグラミン系抗生物質製剤 | 本剤の血中濃度が増加 |
キヌプリスチン・ダルホプリスチン | 本剤の血中濃度が増加 |
抗真菌剤 | 本剤のAUCを増加 |
ケトコナゾール | 本剤のAUCを増加 |
イトラコナゾール | 本剤のAUCを増加 |
フルコナゾール | 本剤のAUCを増加 |
ミコナゾール | 本剤のAUCを増加 |
デキサメタゾン | 本剤の血中濃度を減少 |
フルチカゾン<経口吸入・経鼻> | 全身曝露症状<クッシング症候群等> |
ブデソニド<経口吸入・経鼻> | 全身曝露症状<クッシング症候群等> |
ラニチジン | 食事のみの場合と比較してサキナビルのAUCが67%・Cmaxが74%増加 |
経口避妊薬 | 血中濃度が減少 |
エチニルエストラジオール | 血中濃度が減少 |
プロトンポンプ阻害剤 | サキナビルのAUC・Cmaxがそれぞれ82%・75%増加 |
オメプラゾール | サキナビルのAUC・Cmaxがそれぞれ82%・75%増加 |
飲食物との組み合わせ注意
- グレープフルーツジュース
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
- ニンニク成分を含むもの<にんにく(ガーリック) など>