アバスチン点滴静注用400mg/16mLの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
高血圧、発熱、神経毒性、末梢性感覚ニューロパシー、末梢性運動ニューロパシー、感覚神経障害、食欲減退、悪心、口内炎、下痢、嘔吐
起こる可能性のある重大な副作用
消化管腟瘻、直腸腟瘻、出血、鼻出血、粘膜出血、骨髄抑制、好中球減少、白血球減少、貧血、血小板減少、感染症、ショック、アナフィラキシー、infusion reaction、蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫、過敏症状、瘻孔、消化管瘻、腸管皮膚瘻、腸管瘻、消化管以外の瘻孔、消化管以外の瘻、気管支胸膜瘻、泌尿生殖器瘻、胆管瘻、直腸瘻、膀胱腟瘻、創し開、術後出血、創傷治癒遅延による合併症、消化管出血、吐血、下血、血痰、脳出血、歯肉出血、一過性脳虚血発作、狭心症、脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症、静脈血栓塞栓症、肺炎、敗血症、グレード3以上の左室機能不全、間質性肺炎、消化管穿孔、気管食道瘻、重度瘻孔、創傷治癒遅延、腫瘍関連出血、肺出血、喀血、重度出血、血栓塞栓症、脳血管発作、脳虚血、動脈血栓塞栓症、高血圧性脳症、高血圧性クリーゼ、コントロール不能の高血圧、高度好中球減少症、発熱性好中球減少症、壊死性筋膜炎、血栓性微小血管症、血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群、破砕赤血球を伴う貧血、腎機能障害、腟出血、心筋梗塞、可逆性後白質脳症症候群、痙攣発作、精神状態変化、視覚障害、皮質盲、ネフローゼ症候群、高度の蛋白尿、汎血球減少症、うっ血性心不全、動脈解離、大動脈解離
上記以外の副作用
便秘、尿蛋白陽性、肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP増加、LDH増加、脱毛症、発疹、関節痛、疲労感、倦怠感、痙攣、頭痛、味覚異常、不眠症、浮動性めまい、神経痛、体位性めまい、不安、嗅覚錯誤、失神、傾眠、構語障害、腹痛、歯肉炎、口唇炎、胃不快感、歯周病、消化不良、胃炎、消化管潰瘍、歯痛、痔核、腸炎、歯肉痛、齲歯、逆流性食道炎、腸閉塞、胃腸炎、舌炎、肛門周囲痛、歯の脱落、尿中血陽性、BUN増加、血中クレアチニン増加、血中ビリルビン増加、リンパ球数減少、フィブリンDダイマー増加、INR増加、フィブリノゲン増加、白血球数増加、APTT延長、好中球数増加、プロトロンビン時間延長、動悸、洞性頻脈、皮膚色素沈着、手足症候群、爪障害、皮膚そう痒症、紅斑、皮膚乾燥、皮膚剥脱、皮膚炎、爪囲炎、爪色素沈着、皮膚過角化、筋痛、背部痛、四肢痛、筋骨格硬直、筋骨格痛、肩部痛、殿部痛、筋力低下、側腹部痛、発声障害、しゃっくり、咽頭喉頭痛、鼻漏、咳嗽、鼻炎、気管支炎、低酸素症、結膜炎、流涙増加、霧視、血中コレステロール増加、血中アルブミン減少、血中ナトリウム減少、血中リン減少、血中尿酸増加、高カリウム血症、総蛋白減少、高脂血症、血中カルシウム減少、尿中ブドウ糖陽性、高カルシウム血症、血中クロール減少、高血糖、高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症、血中ナトリウム増加、低マグネシウム血症、低カリウム血症、上気道感染、鼻咽頭炎、体重減少、Al-P上昇、末梢性浮腫、潮紅、CRP上昇、注射部位反応、注射部位疼痛、疼痛、膀胱炎、無力症、ほてり、体重増加、胸痛、胸部不快感、膿瘍、脱水、耳鳴、カテーテル関連合併症、カテーテル関連感染、カテーテル関連炎症、口腔ヘルペス、回転性めまい、毛包炎、顔面浮腫、熱感、静脈炎、帯状疱疹、感染性腸炎、不規則月経、耳不快感、尿路感染、胃腸障害、上室性頻脈、皮膚変色、剥脱性皮膚炎、肺高血圧症、眼障害、蜂巣炎、鼻中隔穿孔、卵巣機能不全、無月経、骨盤痛
アバスチン点滴静注用400mg/16mLの用法・用量
- 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回5mg/kg(体重)又は10mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する
- 投与間隔は2週間以上とする
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回7.5mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する
- 投与間隔は3週間以上とする
- 〈扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、進行又は再発の子宮頸癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する
- 投与間隔は3週間以上とする
- 〈手術不能又は再発乳癌〉パクリタキセルとの併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する
- 投与間隔は2週間以上とする
- 〈悪性神経膠腫〉通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する
- 〈卵巣癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する
- 〈切除不能な肝細胞癌〉アテゾリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する
- 投与間隔は3週間以上とする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、選択すること〔17.1.1-17.1.18参照〕
- 7.2. 〈効能共通〉再発悪性神経膠腫以外における本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない
- 7.3. 〈効能共通〉初回投与時は90分かけて点滴静注する(初回投与の忍容性が良好であれば、2回目の投与は60分間で行っても良く、2回目の投与においても忍容性が良好であれば、それ以降の投与は30分間投与とすることができる)
- 7.4. 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉本剤は、フッ化ピリミジン系薬剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用により投与すること〔17.1.1-17.1.7参照〕
- 7.5. 〈治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌〉本剤の用法・用量は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤及び患者のがん化学療法歴に応じて選択すること〔17.1.1-17.1.7参照〕
- 7.6. 〈扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉本剤は白金系抗悪性腫瘍剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用により開始すること〔17.1.8-17.1.11参照〕
- 7.7. 〈手術不能又は再発乳癌〉本剤はパクリタキセルとの併用により開始すること〔17.1.12、17.1.13参照〕
- 7.8. 〈悪性神経膠腫〉初発悪性神経膠腫の場合は、本剤は放射線照射及びテモゾロミドとの併用により開始すること〔17.1.15参照〕
- 7.9. 〈悪性神経膠腫〉本剤の用法・用量は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で、患者の治療歴に応じて選択すること〔17.1.14、17.1.15参照〕
- 7.10. 〈卵巣癌〉本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で選択すること〔17.1.16参照〕
- 7.11. 〈卵巣癌〉本剤とカルボプラチン及びパクリタキセルを併用する場合は、併用投与終了後も本剤単独投与を継続すること(本剤を継続投与しない場合の有効性は確認されていない)〔17.1.16参照〕
- 7.12. 〈進行又は再発の子宮頸癌〉本剤はパクリタキセルを含む他の抗悪性腫瘍剤との併用により開始すること〔17.1.17参照〕
- 7.13. 〈進行又は再発の子宮頸癌〉日本人患者においては、本剤はパクリタキセル及びノギテカンとの併用投与の経験はない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アバスチン点滴静注用400mg/16mLの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
血液凝固阻止剤 |
出血 |
ヘパリン製剤 |
出血 |
ワルファリン |
出血 |
ビスホスホン酸塩系骨吸収抑制剤 |
顎骨壊死 |