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アラバ錠100mg
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アラバ錠100mgの基本情報

アラバ錠100mgの概要

商品名 アラバ錠100mg
一般名 レフルノミド錠
薬価・規格 868.6円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 サノフィ
ブランド アラバ錠10mg 他
YJコード 3999020F3021
レセプト電算コード 620000418
識別コード ZBP
添付文書PDFファイル

アラバ錠100mgの主な効果と作用

  • リウマチによる関節の炎症やはれ、こわばりなどの症状を改善するお薬です。
  • 免疫に関与する細胞に働いて、炎症の原因となる物質の産生をおさえる働きがあります。

アラバ錠100mgの用途

アラバ錠100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、咳嗽、下痢、嘔気、腹痛、口内炎、胃腸障害、嘔吐、口腔内潰瘍、食欲不振、消化不良

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、重篤な感染症、肺炎、カリニ肺炎、中毒性表皮壊死融解症、皮膚潰瘍、急性肝壊死、致死的肝不全、ALTが基準値上限の2~3倍に持続的に上昇、ALTが基準値上限の3倍以上に上昇、致死的感染症、日和見感染、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、C型肝炎悪化、結核、致死的間質性肺炎、呼吸困難、重篤な膵炎、アナフィラキシー、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、汎血球減少症、肝炎、黄疸、敗血症

上記以外の副作用

ALT増加、AST増加、γ-GTP増加、血中アルカリホスファターゼ増加、高血圧、白血球減少症、頭痛、めまい、脱毛症、発疹、皮膚そう痒症、爪障害、皮膚乾燥、上気道感染、気管支炎、蛋白尿、尿沈渣異常、体重減少、無力症、大腸炎、便秘、胃炎、腹部膨満、血中ビリルビン増加、血中乳酸脱水素酵素増加、胸痛、貧血、好酸球増加症、血小板減少症、口内乾燥、多汗症、不安、蕁麻疹、低カリウム血症、高脂血症、鼻炎、尿路感染、月経障害、味覚異常、血管炎、末梢性ニューロパシー、顕微鏡的大腸炎、感覚異常、皮膚エリテマトーデス、膿疱性乾癬

アラバ錠100mgの用法・用量

  • 通常、成人にはレフルノミドとして1日1回100mg錠1錠の3日間経口投与から開始し、その後、維持量として1日1回20mgを経口投与する
    • また、1日1回20mgの経口投与から開始することもできる
    • なお、維持量は、症状、体重により適宜1日1回10mgに減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 100mg錠の投与にあたっては、初期投与としてのみ使用すること
    • なお、本剤1日100mgの初期投与を行った患者では、行わない患者よりも副作用の発現率が高かったとする報告があるため、特に注意すること〔17.2.1、17.2.2参照〕
  • 7.2. 患者背景(例えば体重50kg未満の非喫煙女性)によっては血中濃度が高くなる可能性があるので、リスクとベネフィットを勘案し維持量を選択すること〔16.1.3参照〕
  • 7.3. 本剤1日20mg投与中にALTが基準値上限の2倍以上3倍以下に上昇した場合には、1日10mgに減量し、より頻回に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察すること
  • ALTが基準値上限の3倍以上に上昇した場合、本剤の投与を中止し、薬物除去法を施行する等、適切な処置を行い、又は1日10mg投与中においてもALTが基準値上限の2~3倍の上昇が持続した場合、本剤の投与を中止し、薬物除去法を施行する等、適切な処置を行うこと〔15.1.1参照〕
  • 7.4. 本剤の効果は、通常、投与開始後2週間~3ヵ月で発現するので、少なくとも3ヵ月間は継続投与し、効果をみることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アラバ錠100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 活動性結核
    • 過敏症
    • 慢性肝疾患
    • 肝毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 肝毒性を有する薬剤投与中
    • 血液毒性を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 血液毒性を有する薬剤投与中
    • 免疫抑制作用を有する薬剤を最近まで投与されていた
    • 免疫抑制作用を有する薬剤投与中
    • B型肝炎
    • 肝疾患
    • 間質性肺炎
    • 結核
    • 血小板減少症
    • AIDS
    • 骨髄機能低下
    • 骨髄抑制
    • 重症感染症
    • 腎機能障害
    • 肺障害
    • 肺線維症
    • 白血球減少症
    • 貧血
    • 免疫抑制剤投与中
    • 肺外結核
    • 重症免疫不全
    • 免疫抑制剤を最近まで投与されていた
    • DMARDを最近まで投与されていた
    • DMARD投与中
    • 抗リウマチ剤を最近まで投与されていた
    • 抗リウマチ剤投与中
    • 日和見感染による肺炎
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • C型肝炎ウイルスキャリア
    • 胸部画像検査で陳旧性結核
    • 結核患者との濃厚接触歴
    • 結核既感染
    • 胸部X線検査上結核治癒所見
    • HBs抗原陰性かつHBc抗体陽性
    • HBs抗原陰性かつHBs抗体陽性

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アラバ錠100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
肝毒性のある薬剤による治療中 副作用の発現が増加、副作用の発現を助長
血液障害の発生の可能性のある薬剤 副作用の発現が増加、副作用の発現を助長
免疫抑制作用を有する薬剤 副作用の発現が増加、副作用の発現を助長
ワルファリン プロトロンビン時間が延長
コレスチラミン<経口> A771726の体内からの消失を促進し本剤の作用を減弱
薬用炭<経口> A771726の体内からの消失を促進し本剤の作用を減弱
免疫抑制剤 免疫抑制作用が増強され感染症
副腎皮質ホルモン剤 免疫抑制作用が増強され感染症
抗リウマチ剤 骨髄抑制・肝障害の副作用が増強
メトトレキサート製剤 骨髄抑制・肝障害の副作用が増強
リファンピシン類 A771726のCmaxが上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

アラバ錠100mgと主成分が同じ薬

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    アラバ錠100mg

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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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    アラバ錠20mg

    薬価 163.9円 (20mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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    アラバ錠10mg

    薬価 96.3円 (10mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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アラバ錠100mgに関係する解説

免疫抑制薬(DMARDs)

  • アラバ錠100mgは、免疫抑制薬(DMARDs)に分類される。
  • 免疫抑制薬(DMARDs)とは、免疫反応を抑え炎症を引き起こす物質の異常産生などを抑えることで関節の腫れや痛みなどを改善する薬。

免疫抑制薬(DMARDs)の代表的な商品名

  • リウマトレックス
  • メトジェクト
  • プログラフ
  • アラバ
  • ブレディニン
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