処方薬
エクジェイド懸濁用錠125mg
先発

エクジェイド懸濁用錠125mgの基本情報

エクジェイド懸濁用錠125mgの概要

商品名 エクジェイド懸濁用錠125mg
一般名 デフェラシロクス錠
薬価・規格 1216.9円 (125mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
ブランド エクジェイド懸濁用錠125mg 他
YJコード 3929008X1029
レセプト電算コード 620006798
識別コード NVR
添付文書PDFファイル

エクジェイド懸濁用錠125mgの主な効果と作用

  • 体内の余分な鉄と結合し、排泄させる働きがあります。
  • 体内の余分な鉄を取り除くお薬です。

エクジェイド懸濁用錠125mgの用途

  • 輸血による慢性鉄過剰症

エクジェイド懸濁用錠125mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、悪心、血中クレアチニン増加、Al-P増加、発疹、腹痛、便秘、嘔吐、消化不良、頭痛、腹部膨満

起こる可能性のある重大な副作用

腎尿細管障害、ファンコニー症候群、尿細管壊死、肝炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腸出血、多発性胃潰瘍、聴力障害、難聴、水晶体混濁、初期白内障、ショック、アナフィラキシー、血管神経性浮腫、急性腎不全、肝不全、消化管穿孔、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、視神経炎

上記以外の副作用

蛋白尿、臨床検査値異常、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加、LDH増加、血中ビリルビン増加、重度発疹、皮膚そう痒症、胃炎、疲労、浮腫、不安、睡眠障害、浮動性眩暈、黄斑症、咽喉頭痛、急性膵炎、胆石症、皮膚色素沈着障害、発熱、食欲不振、白血球破砕性血管炎、蕁麻疹、脱毛症、食道炎

エクジェイド懸濁用錠125mgの用法・用量

  • デフェラシロクスとして20mg/kgを1日1回、水100mL以上で用時懸濁し、空腹時に経口投与する
    • なお、患者の状態により適宜増減するが、1日量は30mg/kgを超えない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エクジェイド懸濁用錠125mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度腎機能障害
    • 全身状態の悪い進行した悪性腫瘍
    • 全身状態の悪い高リスク骨髄異形成症候群
    • 高度<Child-Pugh分類クラスC>の肝機能障害
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 血小板数50000/mm3未満
    • 高リスク骨髄異形成症候群
    • 進行した悪性腫瘍
    • 腎機能を低下させる薬剤投与中
    • 骨髄不全を合併しやすい血液疾患
    • 1カ月あたりの輸血量が人赤血球濃厚液7mL/kg未満
    • 中等度<Child-Pugh分類クラスB>の肝機能障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エクジェイド懸濁用錠125mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎障害を有する薬剤 腎機能が悪化
CYP1A2の基質となる薬剤 血中濃度を上昇
CYP2C8で代謝される薬剤 血中濃度を上昇
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 両剤の作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 作用が減弱
シクロスポリン 作用が減弱
シンバスタチン 作用が減弱
ミダゾラム 作用が減弱、AUCが17%低下
経口避妊薬 作用が減弱
レパグリニド AUC及びCmaxが上昇しこれらの薬剤の副作用が発現、AUCが131%・Cmaxが62%増加
トレプロスチニル AUC及びCmaxが上昇しこれらの薬剤の副作用が発現
テオフィリン AUCが84%上昇、作用を増強
UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ<UGT>を強力に誘導する薬剤 本剤のAUCが44%低下
リファンピシン類 本剤のAUCが44%低下
フェニトイン 本剤のAUCが44%低下
フェノバルビタール 本剤のAUCが44%低下
リトナビル 本剤のAUCが44%低下
消化管潰瘍を誘発する可能性のある薬剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
非ステロイド系抗炎症剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
副腎皮質ホルモン剤 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤<服用> 消化管穿孔、胃潰瘍<多発性潰瘍>、十二指腸潰瘍、胃腸出血
血液凝固阻止剤 出血が助長
コレスチラミン<経口> 本剤のAUCが45%低下
1日500mg以上<経口>のビタミンC 類薬であるデフェロキサミンとの併用では心機能の低下

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンCを含むもの<アセロラ、パセリ、緑茶、グァバ、海苔 など>

エクジェイド懸濁用錠125mgと主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る