処方薬
マグセント注100mL
先発
マグセント注100mLの基本情報
マグセント注100mLの概要
商品名 | マグセント注100mL |
---|---|
一般名 | 硫酸マグネシウム水和物・ブドウ糖注射液 |
薬価・規格 | 2443.0円 (100mL1瓶) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
|
製造会社 | あすか製薬 |
ブランド | マグセント注100mL 他 |
YJコード | 2590500A1023 |
レセプト電算コード | 620003474 |
マグセント注100mLの主な効果と作用
- 子宮の筋肉の緊張をゆるめる働きがあります。
- 切迫早産を治療するお薬です。
ミネラル (硫酸マグネシウム)を補うことにより、筋肉を弛緩させる働きがあります。- 妊産婦のけいれんや
失神 などの症状の治療や予防をするお薬です。
マグセント注100mLの用途
マグセント注100mLの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
熱感、倦怠感、鼻出血、心悸亢進、動悸、不整脈、胸痛、潮紅、口渇、嘔気、食欲不振
起こる可能性のある重大な副作用
マグネシウム中毒、眼瞼下垂、膝蓋腱反射消失、筋緊張低下、心電図異常、房室ブロック、伝導障害、呼吸数低下、呼吸困難、心停止、心肺停止、呼吸停止、呼吸不全、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、肺水腫、胸部圧迫感、頻脈、イレウス、腸管麻痺、嘔吐、腹部膨満
上記以外の副作用
肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、無力症、頭痛、視力異常、調節障害、複視、反射減退、知覚減退、しびれ、浮動性めまい、振戦、高マグネシウム血症、過敏症、中毒疹、血管痛、凝血異常、うっ血性心不全、肝不全、急性腎不全、意識障害、代謝異常、低カルシウム血症、高カリウム血症、電解質異常、乳房うっ滞、乳汁漏出、外陰浮腫、尿崩症、乏尿、踵骨骨折
マグセント注100mLの用法・用量
- 〈切迫早産における子宮収縮の抑制〉初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う
- なお、子宮収縮が抑制されない場合は毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする
- 子宮収縮抑制後は症状を観察しながら漸次減量し、子宮収縮の再発がみられないことが確認された場合には中止する
- 本剤は持続注入ポンプを用いて投与すること
- 〈重症妊娠高血圧症候群における子癇の発症抑制及び治療〉初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う
- 症状に応じて毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする
- 本剤は初回量投与の場合を除いて、持続注入ポンプを用いて投与すること
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤をプラスチック瓶のまま初回投与量として使用してはならない
- 初回量として使用する場合は、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)をシリンジに吸引して使用するものとし、残液は持続注入ポンプを用いて静脈内に持続投与する
- 7.2. 本剤の投与は48時間を原則とし、継続して投与する場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って投与することとし、漫然とした投与は行わないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
マグセント注100mLの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
マグセント注100mLの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
---|---|
スルファミン剤 | スルフヘモグロビン血症 |
非脱分極性筋弛緩剤 | 作用持続時間を延長 |
ツボクラリン | 作用持続時間を延長 |
脱分極性筋弛緩剤 | 作用持続時間を延長 |
サクシニルコリン | 作用持続時間を延長 |
子宮収縮抑制剤 | CK上昇、悪心、嘔吐、呼吸抑制、循環器関連の副作用<心室頻拍・胸痛・心筋虚血> |
塩酸リトドリン | CK上昇、悪心、嘔吐、呼吸抑制、循環器関連の副作用<心室頻拍・胸痛・心筋虚血> |
塩酸リトドリン<注射> | 出生した早産児の高カリウム血症のリスクが高い |
カルシウム拮抗剤 | 高度の低血圧、神経筋伝達遮断が増大 |
ニフェジピン | 高度の低血圧、神経筋伝達遮断が増大 |
カルシウム製剤 | マグネシウムの作用を減弱 |
バルビツール酸誘導体 | 呼吸抑制作用が増強 |
催眠・鎮静剤 | 呼吸抑制作用が増強 |
麻酔剤 | 呼吸抑制作用が増強 |
アミノグリコシド系抗生物質 | 神経筋遮断作用が増強、マグネシウムを投与した母体から出生した新生児において併用により呼吸停止 |
飲食物との組み合わせ注意
- カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>