アデムパス錠2.5mgに関係する解説
リオシグアト(肺高血圧症治療薬)
- アデムパス錠2.5mgは、リオシグアト(肺高血圧症治療薬)に分類される。
- リオシグアト(肺高血圧症治療薬)とは、血管拡張に関わるcGMP(環状グアノシン一リン酸)の産生を促進することにより、血管拡張作用をあらわし肺高血圧症の症状を改善する薬。
リオシグアト(肺高血圧症治療薬)の代表的な商品名
- アデムパス
商品名 | アデムパス錠2.5mg |
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一般名 | リオシグアト錠 |
薬価・規格 | 3429.3円 (2.5mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | バイエル薬品 |
ブランド | アデムパス錠0.5mg 他 |
YJコード | 2190034F3020 |
レセプト電算コード | 622302101 |
識別コード | R2.5 |
頭痛、浮動性めまい、鼻閉、消化不良、悪心、胃痛、腹部痛、下痢、嘔吐、胃食道逆流、便秘
喀血、肺出血
嚥下障害、胃炎、腹部膨満、低血圧、動悸、潮紅、失神、呼吸困難、貧血、末梢性浮腫、疲労、顔面浮腫、鼻出血、胃腸炎
薬剤名 | 影響 |
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血液凝固阻止剤 | 気道出血が起こる、重篤で致死的な喀血 |
硝酸剤 | 有意な収縮期血圧の低下 |
一酸化窒素<NO>供与剤 | 有意な収縮期血圧の低下 |
ニトログリセリン | 有意な収縮期血圧の低下 |
亜硝酸アミル | 有意な収縮期血圧の低下 |
硝酸イソソルビド | 有意な収縮期血圧の低下 |
ニコランジル | 有意な収縮期血圧の低下 |
PDE5阻害薬 | 症候性低血圧 |
シルデナフィル | 症候性低血圧 |
タダラフィル | 症候性低血圧 |
塩酸バルデナフィル | 症候性低血圧 |
sGC刺激剤 | 症候性低血圧 |
ベルイシグアト | 症候性低血圧 |
アゾール系抗真菌剤 | 本剤のAUCが150%増加しCmaxは46%上昇、本剤の消失半減期が延長しクリアランスも低下 |
イトラコナゾール | 本剤のAUCが150%増加しCmaxは46%上昇、本剤の消失半減期が延長しクリアランスも低下 |
ボリコナゾール | 本剤のAUCが150%増加しCmaxは46%上昇、本剤の消失半減期が延長しクリアランスも低下 |
ケトコナゾール | 本剤のAUCが150%増加しCmaxは46%上昇、本剤の消失半減期が延長しクリアランスも低下 |
エルロチニブ | 本剤の血中濃度が上昇、血中濃度が上昇 |
ゲフィチニブ | 本剤の血中濃度が上昇 |
強いCYP1A1阻害薬 | 本剤の血中濃度が上昇 |
リトナビル | 本剤の血中濃度が上昇 |
アタザナビル | 本剤の血中濃度が上昇 |
リルピビリン | 本剤の血中濃度が上昇 |
コビシスタットを含有する製剤 | 本剤の血中濃度が上昇 |
アバカビル | 本剤の血中濃度が上昇 |
ダルナビル | 本剤の血中濃度が上昇 |
ホスアンプレナビル | 本剤の血中濃度が上昇 |
シクロスポリン | 本剤の血中濃度が上昇 |
強いP-gp/BCRP阻害薬 | 本剤の血中濃度が上昇 |
クラリスロマイシン | 本剤の血中濃度が上昇 |
エリスロマイシン | 本剤の血中濃度が上昇 |
強力なCYP3A阻害剤 | 本剤の血中濃度が上昇 |
CYP1A1で代謝される薬剤 | 血中濃度が上昇 |
イストラデフィリン | 血中濃度が上昇 |
グラニセトロン | 血中濃度が上昇 |
制酸剤経口剤 | 本剤のAUCが34%減少しCmaxは56%低下 |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム<経口> | 本剤のAUCが34%減少しCmaxは56%低下 |
ボセンタン | 本剤のAUCが27%減少 |
フェニトイン | 本剤の血中濃度が低下 |
カルバマゼピン | 本剤の血中濃度が低下 |
フェノバルビタール | 本剤の血中濃度が低下 |
強いCYP3A誘導薬 | 本剤の血中濃度が低下 |