処方薬
亜硝酸アミル「第一三共」

亜硝酸アミル「第一三共」の基本情報

亜硝酸アミル「第一三共」の概要

商品名 亜硝酸アミル「第一三共」
一般名 亜硝酸アミル
薬価・規格 793.1円 (0.25mL1管)
薬の形状
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤のアイコン
製造会社 アルフレッサ ファーマ
YJコード 2179700X1031
レセプト電算コード 620337200
添付文書PDFファイル

亜硝酸アミル「第一三共」の主な効果と作用

  • 心臓へ酸素や栄養を運ぶ冠動脈をひろげ、血液の流れをよくする働きがあります。
  • 青酸中毒を治療するお薬です。
  • 体内の細胞に毒性のある青酸を細胞から切り離す働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

亜硝酸アミル「第一三共」の用途

亜硝酸アミル「第一三共」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

脳貧血、眩暈、血圧低下、紅潮、動悸、頻脈、虚脱、失神、頭痛、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

メトヘモグロビン血症、チアノーゼ、溶血性貧血

上記以外の副作用

呼吸障害、発汗、尿失禁、便失禁

亜硝酸アミル「第一三共」の用法・用量

  • 1.狭心症:1回亜硝酸アミル0.25mLを、被覆を除かずそのまま打ち叩いて破砕し、内容を被覆に吸収させ、鼻孔に当てて吸入させる
  • 2.シアン及びシアン化合物による中毒:1).直接吸入:直接吸入は、自発呼吸がある場合に実施する
  • 1回亜硝酸アミル0.25mLを、被覆を除かずそのまま打ち叩いて破砕し、内容を被覆に吸収させ、鼻孔に当てて吸入させる
    • なお、症状により適宜増量する
  • 2).回路内への投入:バッグマスク等の呼吸器経路内に、1回亜硝酸アミル0.25mLを、被覆を除かずそのまま打ち叩いて破砕した亜硝酸アミルのアンプルを投入し内容を吸入させる
    • なお、症状により適宜増量する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

亜硝酸アミル「第一三共」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 高度貧血
    • 心筋梗塞の急性期
    • 頭部外傷
    • 脳出血
    • 閉塞隅角緑内障
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中
    • 原発性肺高血圧症
    • 低血圧
    • 肥大型閉塞性心筋症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

亜硝酸アミル「第一三共」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
PDE5阻害薬 降圧作用を増強
シルデナフィル 降圧作用を増強
塩酸バルデナフィル 降圧作用を増強
タダラフィル 降圧作用を増強
sGC刺激剤 降圧作用を増強
リオシグアト 降圧作用を増強
エタノール摂取 血圧低下

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

亜硝酸アミル「第一三共」と主成分が同じ薬

  • 外用薬 > 経口剤 > 吸入剤のアイコン
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