処方薬
ロプレソール錠20mg
先発

ロプレソール錠20mgの基本情報

ロプレソール錠20mgの概要

商品名 ロプレソール錠20mg
一般名 メトプロロール酒石酸塩錠
薬価・規格 10.1円 (20mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 サンファーマ
ブランド ロプレソール錠20mg 他
YJコード 2149010F1033
レセプト電算コード 612140327
識別コード CG116
添付文書PDFファイル

ロプレソール錠20mgの主な効果と作用

  • 心臓の収縮をゆっくりさせて、血圧を下げる働きがあります。
  • 血圧を下げるお薬です。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓の負担を少なくし、心拍数を下げる働きがあります。
  • 心臓の異常な興奮をしずめて、脈の乱れを整える働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

ロプレソール錠20mgの用途

ロプレソール錠20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

視覚障害、霧視、発疹、乾癬型発疹、動悸、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、不眠、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

うっ血性心不全、徐脈、喘息症状、喘息症状悪化、心原性ショック、房室ブロック、洞機能不全、肝機能障害、黄疸

上記以外の副作用

抑うつ、腹痛、食欲不振、便秘、下痢、胸やけ、口渇、胸部圧迫感、浮腫、疲労感、耳鳴、涙液分泌減少、結膜炎、過敏症、光線過敏症、血小板減少、心室性期外収縮、起立性低血圧、低血圧、失神、鼻閉、鼻炎、気管支痙攣、幻覚、感覚異常、注意力障害、神経過敏、健忘、錯乱、悪心、嘔吐、腹部膨満感、AST上昇、ALT上昇、倦怠感、トリグリセライド上昇、発汗、CK上昇、CPK上昇、筋痙直、勃起障害、味覚異常、脱毛、難聴、関節痛、体重増加、乾癬悪化、そう痒、末梢循環障害、四肢の冷え、四肢のしびれ、悪夢、不安、性欲減退

ロプレソール錠20mgの用法・用量

  • 〈狭心症、頻脈性不整脈〉通常成人にはメトプロロール酒石酸塩として1日60~120mgを1日2~3回に分割経口投与する
    • なお、年齢・症状により適宜増減する
  • 〈本態性高血圧症(軽症~中等症)〉通常成人にはメトプロロール酒石酸塩として1日60~120mgを1日3回に分割経口投与する
  • 効果不十分な場合は240mgまで増量することができる
    • なお、年齢・症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること〔2.7、9.1.8参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロプレソール錠20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 壊疽
    • 過敏症
    • 肺高血圧による右心不全
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 低血圧症
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 高度徐脈
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • 重症末梢循環障害
    • うっ血性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前24時間
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • 褐色細胞腫
    • 間欠性跛行症
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 徐脈
    • 長期間絶食状態
    • 低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • 異型狭心症
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロプレソール錠20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
交感神経遮断剤 過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下
レセルピン 過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下
β-遮断剤 過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下
血糖降下剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
グリベンクラミド 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
カルシウム拮抗剤 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
ベラパミル 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
ジルチアゼム 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
クロニジン 投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制
ジソピラミド 過度の心機能抑制
プロカインアミド 過度の心機能抑制
アジマリン 過度の心機能抑制
3群不整脈用剤 過度の心機能抑制
アミオダロン 過度の心機能抑制、本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
抗不整脈剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
キニジン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
プロパフェノン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
パロキセチン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
抗ヒスタミン剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ジフェンヒドラミン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ヒドララジン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ミラベグロン 本剤のAUCが3.29倍上昇、本剤の作用が増強
麻酔剤 過剰の交感神経の抑制
セボフルラン 過剰の交感神経の抑制
ジギタリス剤 房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
降圧作用を有する薬剤 過度の降圧
ニトログリセリン 過度の降圧
タダラフィル 過度の降圧
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し作用が減弱
リドカイン製剤 血中濃度を上昇
フィンゴリモド 重度の徐脈、心ブロック

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ロプレソール錠20mgに関係する解説

β遮断薬

  • ロプレソール錠20mgは、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
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