処方薬
ロンゲス錠20mg
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ロンゲス錠20mgの基本情報

ロンゲス錠20mgの概要

商品名 ロンゲス錠20mg
一般名 リシノプリル水和物錠
薬価・規格 29.8円 (20mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 共和薬品
ブランド ロンゲス錠5mg 他
YJコード 2144006F3033
レセプト電算コード 612140652
識別コード @126
添付文書PDFファイル

ロンゲス錠20mgの主な効果と作用

  • 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。
  • 血圧を下げるお薬です。
  • 末梢の血管をひろげて血圧を下げる働きがあります。
  • 心臓の働きを助け、心不全を悪化させる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえます。

ロンゲス錠20mgの用途

ロンゲス錠20mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

咳嗽、貧血、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿量減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少

起こる可能性のある重大な副作用

呼吸困難、顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹、血管浮腫、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢、腸管血管浮腫、急性腎不全、高カリウム血症、膵炎、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、天疱瘡様症状、溶血性貧血、血小板減少、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいAl-P上昇、著しいγ-GTP上昇、肝不全、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害

上記以外の副作用

ヘマトクリット減少、発疹、皮膚そう痒、咽頭部刺激感、咽頭部不快感、頭痛、頭重、めまい、ふらつき、動悸、過度の血圧低下、胃不快感、血清カリウム値上昇、尿酸上昇、CK上昇、倦怠感、光線過敏症、気管支喘息、鼻炎、副鼻腔炎、嗄声、しびれ、錯乱、睡眠障害、不眠、感覚異常、刺痛、灼熱感、抑うつ、気分変調、失神、胃痛、脱毛、勃起障害、発汗、低血糖、血清ナトリウム値低下、脱力感、味覚異常、白血球減少、好酸球増加、傾眠、起立性低血圧、胸部不快感、頻脈、食欲不振、ほてり、口渇

ロンゲス錠20mgの用法・用量

  • 〈高血圧症〉通常、成人にはリシノプリル(無水物)として10~20mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、重症高血圧症又は腎障害を伴う高血圧症の患者では5mgから投与を開始することが望ましい
  • 通常、6歳以上の小児には、リシノプリル(無水物)として、0.07mg/kgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈慢性心不全(軽症~中等症)〉本剤はジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤と併用すること
  • 通常、成人にはリシノプリル(無水物)として5~10mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、腎障害を伴う患者では初回用量として2.5mgから投与を開始することが望ましい
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈高血圧症〉6歳以上の小児に投与する場合には1日20mgを超えないこと〔9.7小児等の項参照〕
  • 7.2. 〈慢性心不全<軽症~中等症>〉高齢者では2.5mgから投与を開始することが望ましい〔9.8高齢者の項、16.1.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロンゲス錠20mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 血管浮腫
    • アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中
    • 遺伝性血管浮腫
    • 後天性血管浮腫
    • 特発性血管浮腫
    • 薬剤による血管浮腫
    • デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物投与中
    • サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物投与中止から36時間以内
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 重篤な腎機能障害
    • 血清クレアチニンが3mg/dL以上
    • クレアチニンクリアランスが30mL/min以下
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重症高血圧症
    • 腎機能障害
    • 腎障害
    • 低血圧
    • 低ナトリウム血症
    • 脳血管障害
    • 重症慢性心不全
    • 大動脈弁狭窄症
    • 閉塞性肥大型心筋症
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 過度の血圧低下により心筋梗塞
    • 過度の血圧低下により脳血管障害
    • コントロール不良の糖尿病
    • 膜翅目毒<ハチ毒>による脱感作中
    • 糸球体ろ過量が30mL/min/1.73㎡未満の小児等
    • 最近利尿降圧剤投与を開始

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロンゲス錠20mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物 血管浮腫
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧を発現するリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
降圧利尿剤 降圧作用が増強
利尿剤 降圧作用が増強
トリクロルメチアジド 降圧作用が増強
ヒドロクロロチアジド 降圧作用が増強
リチウム製剤 中毒<錯乱・振戦・消化器愁訴等>
炭酸リチウム 中毒<錯乱・振戦・消化器愁訴等>
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱、腎機能を悪化
カリジノゲナーゼ製剤 過度の血圧低下
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
インスリン製剤 アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖
経口血糖降下剤 アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖

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ロンゲス錠20mgに関係する解説

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)

  • ロンゲス錠20mgは、ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)に分類される。
  • ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)とは、体内の血圧を上げる物質(アンジオテンシンII)の生成を抑えることにより血圧を下げる薬。

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)の代表的な商品名

  • エースコール
  • タナトリル
  • レニベース
  • コバシル
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