医療法人財団岩井医療財団 岩井整形外科内科病院
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脊椎内視鏡下手術のプロフェッショナルに聞く

脊椎内視鏡下手術のプロフェッショナルに聞く

PR 岩井整形外科内科病院 院長 高野裕一医師

「自分が患者さんだったら1ヶ月もベッドに寝ているのは嫌だ」と述べるのは、長年患者の立場に立ちながら医療に向き合い続けてきた整形外科の高野医師だ。脊椎内視鏡下手術の分野を切り拓いてきた高野医師のインタビューを紹介する。

手術には「旬」がある

「整形外科医は、患者さんの痛みの訴えに向き合い続けています」

医師は病気や臓器に目を向けすぎで患者さんのことを見ていないと批判されることがある。その正反対にいるのが、高野医師だ。整形外科医は常に「痛み」や「痺れ」といった訴えと向き合い続けている。

高野医師はこう述べる。「痛みには、治りやすい痛みと治りにくい痛みがあるんです。例えば、足を打撲して腫れたときの痛みは、痛み止めの薬が良く効きますし、腫れがひけば痛みも治ります。しかし例えば神経がずっと押されていると、痛みが回復しないようになっていくんです」

最近は痛みの研究も進み、昔よりも多くのことが分かるようになってきた。その一つが、痛みを放置して時間が経つほど「治りやすい痛み」が「治りにくい痛み」に変わってしまうことだ。

「だからこそ痛みに対して漫然と様子をみるよりは、早く手術をした方がいいことがあります。手術には旬があります」

高野医師の信念は、「早めの診断で低侵襲の手術をする」ことだ。手術に「旬」があるという話には、目からうろこが落ちる思いがする。

「いつが手術の旬なのかという判断は患者さんにはできないので、『行こうかな、いや行かないかな』と迷っているタイミングで受診して欲しい」

私は悩まない性格なのかな、総じて幸せです



「医師としてやりがいを感じる瞬間はいつですか?」と尋ねると、「瞬間と言われても、分からないですね。総じて幸せです」と素敵な答えが返って来た。

医師としての苦労や忙しかったときのことも尋ねたが、これまた総じて幸せだということ。それだけ、医師という仕事が天職なのだろう。患者視点を大切にしながらこつこつと努力を積み重ねてきた医師の姿は、物腰柔らかく実に謙虚で、とても魅力的だ。

怪我をして自分の膝の中を関節鏡で見たことが、整形外科医になったきっかけのひとつ

高野医師は、新潟県で生まれ育った。新潟大学ではラグビーを始めた。その理由を尋ねると、「先輩におごってもらったからです」と笑顔ではにかんだ。

ラグビーでは、怪我が絶えなかったと話す。膝を怪我したときには整形外科医の先輩がやってきて、「靭帯が切れているか見てやる」と言われ、局所麻酔で怪我をした膝に関節鏡を挿入された。幸い靭帯は切れていなかったため、先輩に「来週の試合は出ていいぞ」と言われた。「本当に大丈夫なのだろうか」と思いながらも試合に出場できたという。それが当時医学生だった高野医師と、内視鏡(関節鏡)の出逢いである。「関節鏡を見て、こんなに綺麗に見えるんだと驚いたことを覚えています」

その他にも手の指を脱臼したり、背骨の横突起という部分を骨折したりした。そういった経験を経て、高野医師は整形外科医を志した。

そして何よりも、整形外科医は診断から治療まで出来ることに魅力を感じたという。責任を持って、自分で患者を最初から最後まで診ることができる。

高野医師の人生を変えた2つの転機

「新潟大学を出たら、そのまま地元で地域医療をやろうと思っていました」

しかし整形外科医として働き始めて3年が経とうとする頃、1つ目の転機が訪れた。教授からかかってきた1本の電話で、突然大学院に行くことが決まった。

高野医師は大学院では、わずか1年間で骨代謝に関する論文を仕上げてしまう。そのとき行った基礎研究は、テリボンやフォルテオといった骨粗しょう症の治療薬の開発につながり、現在は臨床に活きている。

2つ目の転機は、大学院の1年目を終えようとしていたときだ。インディアナ大学で、研究室に来る医師を募集していた。見事に高野医師が選ばれ、すぐに渡米した。インディアナ大学では骨の強さに関する研究を行い、その結果は有名医学雑誌にも取り上げられた。

日本に戻った後、秋田赤十字病院で働き始めた。元々は3ヶ月だけいる予定だったのだが、とても働きやすい環境で、14年もその病院に在籍した。その病院で高野医師は、当時まだ一般的でなかった脊椎内視鏡手術を始め、パイオニアとして時代を切り拓いていった。

痛くない手術を追求した結果が内視鏡手術



高野医師が内視鏡手術を始めた理由は何だったのだろうか。高野医師の人生を振り返ると、そのきっかけが見えてきた。

「昔は脊椎の手術では、1週間ベッドで寝ていることが当たり前だったんです。1ヶ月ベッド上での安静を強いられる人もいました。ベッドで寝ながらおにぎりを食べて、定期的に向きを変えるんです。排尿や排便もベッド上で行います。私が患者さんだったら嫌だなと思いました」

高野医師はその当時から、自分を患者の立場に置いて想像力を働かせることが得意だった。いや、得意というよりも、それだけ真摯に患者に向き合ってきたことの現れなのだろう。

リハビリ科の専門医資格を持ち、秋田赤十字病院ではリハビリ科の部長を務めたこともある。手術後の患者がどうしたら早くベッドを離れ、歩けるようになるか苦心した。

手術後の患者がベッドを離れることができない理由の1つは、痛みだ。「傷を小さくすれば痛みがなくなると考え、8cmの傷を6cmにする努力もしていました」そんな中、脊椎の手術で内視鏡を使うことにたどり着いた。内視鏡なら、傷は2cmに満たない。

1997年頃、日本で初めての脊椎の内視鏡手術が行われ、先見の明があった高野医師は導入を決定した。

「最初にヘルニアの手術を内視鏡で行ったとき、3時間かかりました。今では30分でできるので、患者さんへの負担もかなり少ないです」

高野医師は、患者にとって痛みのない手術を追求した結果内視鏡手術にたどり着き、十数年かけてその分野を切り拓いてきた。

「自分の得意なことは、継続することです。今与えられたものをこつこつとやります」

高野医師が継続して行った骨代謝の基礎研究が、今実際に使われている骨粗しょう症薬につながった。自信に満ちた言葉は、確かな実績に裏付けられている。

高野医師が若い整形外科医に伝えたい手術の技術



岩井整形外科内科病院には、脊椎内視鏡手術を学ぶために多くの若い医師が訪れる。岩井整形外科内科病院と稲波脊椎・関節病院(同じ岩井医療財団に所属する)の脊椎内視鏡手術の件数は、年間約2000件と、全国で行われている脊椎内視鏡下手術総件数の1割ほどをたった2病院で占める驚異的な数字だ。

「外科医は、自分1人でできる手術の数は限られているんです。だから多くの人を救うために、多くの医師に勉強してもらうことを心がけています」

今までに同グループでは、日本整形外科学会が認定する脊椎内視鏡下手術・技術認定医を8人輩出してきた実績がある。そしてこの十数年間では、高野医師自身がインシデントも含めて様々な試行錯誤を重ねてきた。

「自分の十数年間の取り組みを若い脊椎外科医に伝えると、その十数年間を一年間に短縮することもできるはずです」

なぜ患者に向けて情報発信をするのか?

脊椎の手術は近年急速に進歩しているが、脊椎の手術を怖がる人は多い。しかし痛みを放置して時間が経つほど痛みが治りにくくなる。そして手術には旬があり、「治らない痛み」になる前に的確に原因を診断して、治療を行うのが望ましい。だからこそ高野医師は、患者への情報発信にも力を入れる。

学会では、医師が最新の医療について発表し、意見交換するのはもちろん、一般に向けた市民講座も開かれる。その最終日に整形外科の病気や症状をテーマとした市民講座を開くと、すぐ満席になるという。「それだけ皆関心があるんです」

また岩井整形外科内科病院、稲波脊椎・関節病院(同じ岩井医療財団に所属する)のホームページでも、病気の情報、手術方法、手術の動画を始めとして、様々な情報発信を行っている。実際来院する患者の3割は、病院のホームページを見てから来ているということだ。

脊椎の手術は怖い手術ではない

「何か患者さんに伝えたいメッセージはありますか?」と尋ねると、「脊椎の手術は怖い手術ではないと知ってほしい」という答えが返って来た。患者のなかには、脊椎の手術は受けないほうがいいと思っている人が多いとのこと。その理由は、脊椎の手術を受けると簡単に手足が動かなくなってしまう、車いすになってしまうと思い込んでいるからだ。

「確かに昔はそういったことがあったんだと思います。でも今は違います。最近は技術と診断が進化しています。かなり安全に手術が行えるようになっています」

手術で治る痛みに関しては、旬を逃さずに手術をすることが大切だ。そして手術で痛みが治るかどうか、いつが旬なのかの判断は、実際に手術をする医師にしか分からない。それができる脊椎内視鏡手術のプロフェッショナルが高野医師だ。そして岩井整形外科内科病院には高野医師のもとに、志をひとつにした気鋭の医師が集まっている。

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施設名

医療法人財団岩井医療財団 岩井整形外科内科病院

イリョウホウジンザイダンイワイイリョウザイダン イワイセイケイゲカナイカビョウイン

住所 〒 133-0056 東京都 江戸川区南小岩8-17-2
電話番号 03-5694-6211
アクセス 総武線 小岩下車 徒歩4分
駐車場 無料 - 台 / 有料 - 台
病床数 合計: - ( 一般: 56 / 療養: - / 精神: - / 感染症: 56 / 結核: -)
Webサイト http://www.iwai.com

この情報は、厚労省および都道府県が公開する情報に基づいています。最新の情報については医療法人財団岩井医療財団 岩井整形外科内科病院へ直接お問い合わせください。

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