溺水

溺水とは気道(空気が通る道)に液体が入り込むことで、気道が閉塞して窒息状態に至ることを言います。低酸素状態になることで脳への血流が途絶え、意識が無くなったり、呼吸停止や、最悪の場合、心肺停止に至ります。

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最終更新: 2017.05.10

海や川で溺れた人をみたときの応急処置は?治療法は?「溺水」の症状と治療方法とは?

溺水とは気道(空気が通る道)に液体が入り込むことで、気道が閉塞して窒息状態に至ることを言います。低酸素状態になることで脳への血流が途絶え、意識が無くなったり、呼吸停止や、最悪の場合、心肺停止に至ります。

このページでは溺水の方を見かけた場合の応急処置の仕方、治療方法について紹介します。

 

溺水の応急処置で大事なことはまず意識があるかどうか、脈や呼吸があるかどうかなどの確認をすることです。救急車を呼び、身体の状況や溺れていた時間など、わかる範囲の情報を救急隊員に伝えられるようにしましょう。

  • 心肺停止している場合は、気道を確保して(顎を上に持ち上げ、首を後ろに反らせる)人工呼吸と心臓マッサージを行う
    • ただし、海で波にのみ込まれた場合などは頸髄損傷など脊椎背骨のこと。頚椎、胸椎、腰椎に分かれるを痛めている場合があるため、その場合は頸を反らすことは止め、通常の姿勢で人工呼吸を行う
  • 誤って飲み込んでしまった(誤嚥)水は無理に出させようとしない
    • 飲み込んだ水は少量のことが多く、大量でなければ体内に吸入されるため
    • 骨折や内蔵損傷のリスクを高めるうえに肺に入った水を体外に出せる保証もないため、ハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)は行わない
    • ハイムリッヒ法とは救助者が患者の背後に回ってお腹の上部と胸の部分を拳で圧迫して、喉に詰まったものを吐き出させる方法のこと
  • 衣類などで体を温める
     

意識があるが低酸素血症がある場合は、酸素吸入を行い体を温めます。意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれるがある場合や低酸素血症が改善しない場合は気管挿管を行い、人工呼吸器を使用することが多いです。

意識障害がなく、呼吸数も正常、酸素吸入をしなくても体の中の酸素濃度が保たれており、心電図心臓から出ている弱い電気を感知して、心臓の状態を調べる検査や血液検査などの検査で異常がない場合には入院しないで済むことが多いです。