避妊
避妊の方法としてコンドーム以外にも経口避妊薬(ピル)や子宮内避妊器具(IUD)と呼ばれるものがあります。それぞれのメリット・デメリットなど、避妊の疑問について解説します。
最終更新: 2020.05.11

人工妊娠中絶薬(メフィーゴパック)

これまで日本において人工妊娠中絶は手術で行われてきましたが、2023年4月、メフィーゴパック(一般名 ミフェプリストン/ミソプロストール)が国内初の人工妊娠中絶薬として承認されました。

妊娠63日(妊娠9週0日)以下の時期に使用することで、人工妊娠中絶を起こすお薬です。

メフィーゴパックとは?

メフィーゴパックには、ミフェプリストンとミソプロストールという2種類の薬が入っています。

  • ミフェプリストン:妊娠継続に必要なプロゲステロンというホルモンを抑える働きがあります
  • ミソプロストール:子宮の収縮を促す働きがあります

先にミフェプリストンを飲んで妊娠を中断させて、36-48時間後にミソプロストールを歯茎と頬の間に置いて、子宮を収縮させ、胎嚢(赤ちゃんを包む袋のようなもの)を身体の外に排出します。

どこで処方してもらえるの?

処方してもらうためには、母体保護法指定医師(人工妊娠中絶の手術や不妊の手術を行う資格を持つ医師)のいる医療機関を受診することが必要です。
現時点では、入院ができる医療機関で使用することが定められています。メフィーゴパックを使ったあとは胎嚢(赤ちゃんを包む袋のようなもの)が身体の外に排出されるまで、入院または院内で待機することになります。

飲み方

メフィーゴパックには、ミフェプリストン錠という薬が1錠、ミソプロストールバッカル錠という薬が4錠、別々に包装されて入っています。 

  • ① ミフェプリストン錠(1錠)を飲む
  • ② 36-48時間後、歯茎と頬の間に、ミソプロストールバッカル錠(4錠)を左右の歯と歯茎の間に2錠ずつ、30分間静置する
  • ③ 30分間経ち、口の中にミソプロストールバッカル錠が残っている場合には飲み込む
  • ④ 胎嚢(赤ちゃんを包む袋のようなもの)が体の外に排出されるのを待つ

副作用・注意点

  • 下腹部痛、子宮出血が起こることがあります
  • 重度の下腹部痛、子宮出血がある場合は、医療機関に連絡が必要です
  • 人工妊娠中絶が達成されなかった場合は、外科的処置が考慮されます
  • 子宮内膜炎などの感染症、まれに敗血症などの致死的な感染症がおこる可能性があります