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甲状腺濾胞がん

甲状腺濾胞がんの基礎知識

甲状腺濾胞がんとは?

  • 甲状腺がんの中で甲状腺乳頭がんの次に2番めに多いタイプ
  • 悪性度は低いことが多い
    • 良性腫瘍である甲状腺濾胞腺腫との見分けが難しいことも多い

症状

  • 初期には症状が出ないことも多く、症状があったとしても甲状腺のしこりのみであることも多い
  • 基本的に進行はゆっくりであり他に症状を出すことは少ない
    • 骨や肺に転移する場合もある
    • また腫瘍自体が広がると反回神経を障害し反回神経麻痺を起こすこともある
      ・嗄声:声がかすれてしまう
      ・誤嚥:飲み込みの力が低下してしまう

検査・診断

  • 血液検査
  • 頚部超音波検査
  • 顕微鏡検査
    • 針を刺して腫瘍の一部の細胞を採取して観察する細胞診では、甲状腺濾胞腺腫との見分けるのは難しいことが多い
    • 手術をして切り取った腫瘍をしっかり調べることで、がんかどうかを判定できるようになる

治療

  • 手術による治療が原則
    • 甲状腺の一部を切り取る場合と、全てを摘出する場合がある
    • 甲状腺を切除する量が多いと術後に甲状腺ホルモンビタミンDの使用が必要になることがある
  • 遠隔転移がある場合では、手術に加えてアイソトープ治療を行う場合がある
  • 悪性度は高くないことが多く、10年生存率はおよそ90%程度と言われる




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