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フェルティ症候群

フェルティ症候群の基礎知識

フェルティ症候群とは?


症状


検査・診断

  • 以下の様な検査で診断される
    • 関節リウマチ所見
      ・3つ以上の関節の圧痛と運動痛
      ・2つ以上の関節の腫脹
      ・朝のこわばり
      ・リウマトイド結節
      炎症症状
      ・血液検査でリウマトイド因子が陽性
    • 血液検査:白血球の減少
    • 腹部画像検査:脾臓腫大を確認する

治療

  • 関節リウマチに対する治療をしっかりと行う
    • メソトレキセートやアザチオプリンなどを用いることが多い
  • 白血球の減少に対しては顆粒球コロニー刺激因子薬(G-CSF)の投与を行う

フェルティ症候群の経過と病院探しのポイント

この病気かなと感じている方

フェルティ症候群は、関節リウマチの一種です。指や手首、股関節の腫れや痛みが特徴的で、体の様々な関節が痛くなったり、朝起きた時に症状が強かったりします。これら関節リウマチの症状に加えて、皮膚に潰瘍(えぐれるような傷痕)ができたり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったりします。

ご自身の症状がフェルティ症候群病でないかと心配になった時、まずはお近くの内科クリニックを受診することをお勧めします。似たような症状を示す疾患にも様々な種類のものがあるため、膠原病なのか、それ以外の病気なのかを判断する上で、一般内科の受診が良いでしょう。その上で膠原病だということになれば、最初にかかった医療機関から診療情報提供書(紹介状)をもらった上で専門病院を受診することになります。診療情報提供書がないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまうため、ご注意なさって下さい。

フェルティ症候群の診断は問診と診察、血液検査、そしてレントゲンエコー、腹部のCTで行われます。これられでも診断が紛らわしい場合には、関節のMRIなどを行うケースがあります。

また特殊な医療機関としては、リウマチセンターを開設している病院もあります。これらの医療機関では、リウマチを専門とする医師やその他スタッフが多く、重症度が高かったり、他の病気と似ていて診断の確定が難しいような方に適しています。


この病気でお困りの方

フェルティ症候群の治療としては、内服薬や注射薬による治療が主体となります。多くの方にとって、治療のために入院が必要となる病気ではありませんが、逆に完治が望める病気でもありません(症状が取れたり、薬の内服が必要なくなったりすることはあります)ので、継続的に通院は続ける必要があります。

フェルティ症候群で入院が必要となるのは、関節の症状が重症化して手術が必要になったような場合や、関連した他の病気(間質性肺炎など)が悪化した場合です。そのようなことを事前に予防できるよう、通院しながら内服薬を調整し、症状と病気の勢いをコントロールしていくこととなります。

リウマチ専門医は二種類の医師に分かれます。内科系の医師と整形外科系の医師です。それぞれがリウマチの専門家ではあるのですが、関節の変形が進行して手術が必要になるタイミングの判断や、実際に手術を行うのは整形外科です。それに対して、リウマチに伴うその他の病気(間質性肺炎)の治療を行ったり、細かなリウマチ薬の使い分けをしたりするのは内科医の方が得意としている医師の割合が多いです。ある程度以上の進行度になった時には、一つの総合病院で、内科と整形外科両方のかかりつけ医師の診療を定期的に受けることもあります。





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