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トキソカラ症

トキソカラ症の基礎知識

トキソカラ症とは?

  • ペット(犬や猫)や鶏や豚などの動物に寄生する回虫の虫卵や幼虫に、ヒトが感染して起こる感染症
  • 感染したペットの排泄物や、感染した動物の生肉を介して感染する
    • 回中の幼虫が寄生している動物の肉を生で食べて感染することもある(鶏肉が原因となることが多い)
  • 幼虫が消化管から全身に広がり、肝臓や肺、筋肉や眼、中枢神経の中に入り、様々な症状を引き起こす
  • 死亡例も報告されている

症状

  • 幼虫が侵入する臓器によって症状が異なる
  • 肝臓や肺に侵入した場合は無症状のことも多いが、以下のような全身症状が出ることがある
    • 発熱
    • だるさ
    • 食欲不振
  • 脳に侵入した場合は、脳炎や脊髄炎などにつながる
    • けいれん発作意識障害を引き起こすこともある
  • 眼に侵入した場合
    • 網膜脈絡炎、ぶどう膜炎、硝子体炎、硝子体混濁といった病気の原因となる
    • 視力の低下、霧視(全体がぼやけて見えること)、目の痛みなどが起こる

検査・診断

  • 血液検査、髄液検査
    • 好酸球がどの程度増加しているのかや回虫に対する抗体が上昇しているのかを測定する

治療

  • 抗寄生虫薬であるアルベンダゾールを内服することが基本




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