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胃軸捻症

胃軸捻症の基礎知識

胃軸捻症とは?

  • 胃が本来の向きから外れて捻れてしまい、食べ物が通りづらくなった状態
  • 胃を支える組織が脆弱になってしまうと、胃軸捻転は起こりやすくなる
  • 病気の分類として明らかな原因のない特発性と、胃の他の病気が原因となる続発性に分けられる
    • 特発性:乳幼児に多い
      ・新生児や乳幼児は胃の固定が弱いため簡単に捻じれてしまう
    • 続発性:以下ような病気が原因となる
      ・胃・十二指腸潰瘍
      食道裂孔ヘルニア など
  • 症状の出方としては突然生じる急性型と、症状がおきたり収まったりする慢性型がある

症状

  • 急性型の場合
    • 急激な激しい腹痛、嘔吐
  • 慢性型の場合
    • たまに起こる腹痛や嘔吐
    • 無症状の場合もある

検査・診断

  • 画像検査
    • 腹部レントゲン検査(X線検査)、腹部CT検査
    • 造影剤を用いてレントゲン検査を行うこともある

治療

  • 乳幼児期にみられる特発性の胃軸捻症は体勢を工夫することで改善することが多い
    • 食後や授乳後に右側を下にする
  • 急性型では手術を行うことが多い
    • 胃のねじれを修復して、胃を周囲の組織と固定する
    • また横隔膜ヘルニアなどがある例では、その治療も行う
    • 捻れてしまうことで血流が止まり胃の一部が壊死してしまった場合は、胃の一部を切り取ることが必要になる
  • 慢性型の場合は保存治療が基本
    • 食事を少しずつ回数を多く食べる
    • 浣腸による排便・排ガスの促進 など




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