医師たちがつくる病気事典メドレー

ワレンベルグ症候群(延髄外側症候群)

ワレンベルグ症候群(延髄外側症候群)の基礎知識

ワレンベルグ症候群とは?

  • 延髄と呼ばれる部位に発症する、脳梗塞の1種
    • 延髄の外側に血液を送る動脈(椎骨動脈や後下小脳動脈)が閉塞することで起こる

症状

  • 典型的な症状
    • 病側(脳梗塞のあった側)の顔面感覚障害
    • 病側と反対側の体の感覚障害
    • 飲み込みの障害
    • 回転性(ぐるぐるするような)めまい
    • 運動失調(手足を伸ばすとその方向が定まらない)
    • 自律神経障害
    • 筋力などあまり問題がないのに体が横に倒れていく(自分で倒れていることは気づいているが直せない)

検査・診断

  • 頭部MRI検査
    • 脳梗塞を診断する上で最も重要な検査
  • 脳血管造影検査カテーテル検査
    • どこの血管が詰まっているか、血管そのものに異常はないか、といったことが詳しく分かる

治療

  • 脳梗塞発症してから4.5時間以内であれば、t-PAという血栓を溶かす薬(血栓溶解薬)の使用が可能な場合がある
    • 原因や状況によっては手術やカテーテル治療も検討される
  • 薬による治療
    • 抗血小板薬抗凝固薬:血液を固まりにくくして、それ以上の悪化を予防する
    • 血栓溶解薬:血栓を溶かす
    • その他:治療に脳保護薬(エダラボン)を使用したという報告もある
  • リハビリテーション
    • 運動方法の習得や転倒予防などのために行う




version 7.4(β)
本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
©Medley, Inc. All Rights Reserved.