あせとんけっしょうせいおうとしょう(しゅうきせいおうとしょう)
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)
激しい嘔吐を繰り返す小児の病気で、周期性嘔吐症とも呼ばれる
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最終更新: 2020.12.23
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の基礎知識
POINT アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)とは
激しい嘔吐を繰り返す小児の病気で、周期性嘔吐や自家中毒と呼ばれることもあります。アセトンは脂肪を分解してエネルギーとして使った際にできる物質の1つです。このアセトンが過剰に増えることで嘔吐などの症状が起こると考えられていますが、アセトンが増加する理由については分かってはいません。2歳から10歳にしばしばみられ、思春期になると多くは自然に治ります。尿検査や血液検査によって診断が行われます。他の嘔吐の原因となる病気が隠れていないかを確認するために超音波検査が行われることがあります。嘔吐時には安静にして、点滴で状態を落ち着けます。夕食を摂らないと、発症しやすいことがわかっているので、必ず摂ることが予防になります。アセトン血性嘔吐症が心配な人は小児科を受診してください。
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)について
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の症状
- 主な症状
- 嘔吐
- 腹痛
- 食欲不振
- だるさ
- 症状が起こる前に急に元気がなくなったり、腹痛が前兆となったりする
- 吐物や呼気からは、リンゴの発酵したような臭い(アセトン臭)がする
発作 が年に何回も起こる
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の検査・診断
- 症状の聴取
- 他の嘔吐を起こすような疾患がないことを確認する
- 尿検査
- 血液検査
腹部超音波検査 など
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の治療法
- 他の原因で嘔吐していないか、確認することが大切
- 安静と
輸液 で全身状態を安定させる - 脱水を改善させ糖分を補うことにより、1回の症状は1-3日の間に落ち着くことが多い
- 予防
- 夕食をとらずに寝ると
発症 する危険が高いので、絶対に避ける - チョコレートなど脂肪分が多いものの摂りすぎも発症の
誘因 になるので注意が必要
- 夕食をとらずに寝ると