こうせんかびんしょう
光線過敏症
通常では問題ないような光線によって皮膚に起こる異常な反応。
7人の医師がチェック 46回の改訂 最終更新: 2022.04.15

光線過敏症の基礎知識

POINT 光線過敏症とは

通常では問題ないような量の光(日光など)で、浴びた部位の皮膚が異常な反応を起こす状態です。具体的には光を浴びた皮膚に水ぶくれができたり赤く腫れ上がったりします。原因として色素性乾皮症、ポルフィリン症、日光蕁麻疹、薬によるものなどがあります。検査としては光線検査を行います。対策として日光を避ける、日焼け止めを塗るといったことが必要です。ステロイドの外用薬を用いることもあります。気になる方は皮膚科を受診してください。

光線過敏症について

  • 通常では問題ないような光線(紫外線や日光など)を浴びただけで、浴びた部位の皮膚が異常な反応を起こす状態
  • 病気のタイプは大きく内因性(遺伝性、代謝性など)と外因性(薬剤性など)に大きく分けられる
    • 内因性の例
    • 外因性
      • 接触皮膚炎
      • 光に反応する物質が皮膚につくことで、その部分が異常な反応が起こる
      • 原因として痛み止めのシップ剤や軟膏(NSAIDsなど)、化粧品、植物など
      • 薬剤性光線過敏症 
      • 薬剤を内服や点滴などで使用した際の副作用
      • NSAIDs、抗菌薬(ニューキノロン系、サルファ剤)、利尿薬(サイアザイド系)、抗精神病薬(フェノチアジン系)などが原因になりやすい

光線過敏症の症状

  • 多くの場合、日光が当たる場所に異常な皮膚反応が出る
  • 顔面や耳の裏側、手や腕、首元などに皮疹が出ることが多い
    • 湿疹
    • 膨疹
    • 紅斑
    • 水疱(水ぶくれ)   など

光線過敏症の検査・診断

  • 各種光線検査
    • 人工的に紫外線を当てたたり、実際に日光にあたるなどのテストを行う
    • パッチテスト:光接触皮膚炎薬剤性光線過敏症を疑う場合に行う
    • 最小紅斑量試験(MED):24時間後に皮膚に紅斑を生じさせるのに必要な最小光線量を測定することで、どれくらいの量の光なら浴びても大丈夫か、という目安を知ることができる

光線過敏症の治療法

  • 基本的には原因の物質を避けたり取り除くこと、日焼けをしないことが原則
    • 皮疹が出ている部分にはステロイド外用薬を使う
    • 長袖・長ズボンを着るようにする
    • 日焼け止めクリームを使用する

光線過敏症の経過と病院探しのポイント

光線過敏症が心配な方

光線過敏症では、通常では問題ないような量の日光や紫外線であってもそれが原因で、浴びた部位の皮膚が異常な反応を起こします。ご自身が光線過敏症でないかと心配になった時、受診の候補としては皮膚科の病院やクリニックが適しています。

光線過敏症のタイプは大きく内因性(遺伝性、代謝性など)と外因性(薬剤性など)に大きく分けられます。

光線過敏症の診断は問診と診察、光線検査で行います。まずは問診がとても大切になります。いつから、あるいは何歳の時から症状が出てきたのか、光を浴びて何分後あるいは何時間後に症状が出たのか、体のどの部位の皮膚に症状が現れているのか、どのくらいの時間・期間続くか、家族に似たような症状の人がいるのか、どんな薬を使っているか、新しい薬を始めたかどうか、といった問診が行われます。光線過敏症の多くは薬剤性のため、これらの問診、診察から診断されます。そのような場合は皮膚科のクリニックで十分診断、治療ができますが、光線過敏症の原因として内因性の病気が疑われた場合は、光線検査が必要となります。光線検査は行っている施設が限られているため、総合病院、大学病院に行って受ける必要があります。最初は皮膚科のクリニックを受診し、皮膚科の医師が光線検査が必要と判断した場合、そのような検査を行える病院を紹介してもらうのがいいでしょう。

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光線過敏症でお困りの方

光線過敏症の治療は、原因となる薬などの物質を中止、避けることと、日光・紫外線から皮膚を守ることです。遺伝性や代謝性の病気が原因の場合、日焼け止めの使用は必須となります。

また、最小紅斑量試験(MED)で24時間後に皮膚に紅斑を生じさせるのに必要な最小光線量を測定することで、どれくらいの量の光なら浴びても大丈夫か、という目安を知ることができます。症状が重い場合は、日中外に出て日光を浴びるのを制限したり、外出の際は全身の皮膚を覆う必要があります。

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