でんせんせいなんぞくしゅ(みずいぼ)
伝染性軟属腫(水いぼ)
直径数mm程度の、丸くて中央にくぼみのあるツヤツヤした柔らかいイボが皮膚にできる病気
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最終更新: 2017.12.06
伝染性軟属腫(水いぼ)の基礎知識
POINT 伝染性軟属腫(水いぼ)とは
伝染性軟属腫ウイルスの感染が原因で起こる病気です。水いぼとも呼ばれる病気で、幼稚園・保育園や小学校に通う子どもに多いです。主な症状は、お腹や背中に数mm単位のイボになります。中には白くてドロっとした液体が含まれています。 いぼの症状や流行背景などから診断します。軽症でなれば必ずしも治療する必要はありませんが、なかなか治らない場合はピンセットでつまんだり液体窒素で焼いたりして治療します。伝染性軟属腫が心配な人や治療したい人は、小児科・皮膚科・感染症内科を受診して下さい。
伝染性軟属腫(水いぼ)について
伝染性軟属腫(水いぼ)の症状
伝染性軟属腫(水いぼ)の検査・診断
- 特徴的な皮膚の症状から診断する
- 内容物をつまみ出して内容物を確認することが診断・治療を兼ねている
伝染性軟属腫(水いぼ)の治療法
自然に治るものであり症状もないことが多いこと、治療後も再発する可能性が高いことなどから、治療の必要性については議論が分かれる
治療する場合、一つ一つのイボをつぶしていく必要がある
- 特殊なピンセットでとる
- 正常な皮膚を傷つけない限り、ほとんど痛みは伴わない
- 処置前に痛みを緩和するテープを使用することもある
- 硝酸銀でやく
- 完治は期待できず、消失までに2週間ほどかかる
- 液体窒素でやく
- 痛みを伴う
- 漢方薬をのむ
免疫 向上目的で使用されることがある
- 特殊なピンセットでとる
症状がある期間は、感染拡大を予防するために以下の点に注意する
- アトピー性皮膚炎患者ではスキンケアを徹底する
- 傷口を保護する
- 爪を短く切る
- 皮膚を清潔に保つ
- タオルは共有しない
- ビート板や浮き輪は自分のものを使う
- プールやお風呂の水を介して感染する可能性は低いと考えられている
- ただし、プールなどでは皮膚の接触が増えるため、直接的に感染(
接触感染 )する可能性は高くなる
- ただし、プールなどでは皮膚の接触が増えるため、直接的に感染(
- 衣類やタオルは熱湯消毒が有効