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子宮頚管裂傷

子宮頚管裂傷の基礎知識

子宮頚管裂傷とは?

  • 子宮頸管の一部に裂け目が入ってしまうこと
    • 主に出産時に起こる
  • 子宮頚部は分娩開始前は指1本も入らないくらい閉じた状態だが、最終的に新生児の頭の直径である約10cmまで子宮頚部は開く(開大する)
    • その際に子宮頚管が切れて断裂することがある
  • 以下のことが原因で起こる
    • 通常よりも急速な速さで分娩が進行(子宮収縮剤による陣痛増強も含む)
    • 子宮頚管が全開大になる前にいきむ
    • 吸引分娩や鉗子分娩
    • 巨大児で頭が大きい場合
    • 子宮頚管縫縮術や子宮頚部円錐切除術が以前行われている場合
  • 比較的、若年出産や高齢出産の人に多い

症状

  • 分娩直後からの持続的な出血
    • 大きな動脈が損傷してしまった場合は出血量が多くなりショック状態になってしまう可能性がある
    • 出血量が多い場合は輸血する可能性もある

検査・診断

  • 視診:膣鏡をかけ、目で子宮頚部の状態を調べる
  • 内診:子宮頚部を触診し、断裂がないか確認する

治療

  • 縫合手術
    • 断裂した子宮頚管をその場で縫合する
    • 子宮体部まで切れている場合は、麻酔をかけ、開腹手術が必要
    • 出血がない小さな頚管裂傷であれば、縫合せずに自然と治癒するのを待つだけで済むことが多い
  • 以下のことを行うことで発生率を下げることができる
    • 出産時に子宮口が全開になるときまでいきまない




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