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がん性腹膜炎

がん性腹膜炎の基礎知識

がん性腹膜炎とは?

  • がんが、腹膜に転移して起こる病気
  • 長い期間腹水がたまっていたり転移したがん細胞が腸を巻き込んだりすると腸閉塞などを起こす

症状

  • 起こりうる症状
    • 吐き気
    • 食欲不振
    • 便秘
    • 下痢
    • 腹部膨満
    • 腹痛
    • 全身のだるさ
    • るいそう(激しいやせ)

検査・診断

  • 画像検査
    • 腹部CT検査
    • 腹部超音波検査
  • 腹水検査:がん細胞の有無を調べる
    • お腹の表面を消毒し、局所麻酔の痛みどめをして針を刺して腹水を吸い出してくる

治療

  • 原因となる病気に対する治療が優先される
  • 腹水が溜まってお腹が張るなどの症状が強いときは排液(腹膜に穴を開け溜まった水を抜く)を行う
    • がんが進行してくると、がん細胞に栄養を横取りされて栄養状態が落ちてしまう
    • 排液すると体外にタンパク質を出すことになるため、さらに低栄養になってしまう懸念がある
    • 腹水濾過濃縮再静注法(CART)という、腹水から必要な成分のみを濃縮して体に戻すという方法もあるがその有効性は確立していない
  • がん性腹膜炎の発症は、腹腔内のいたるところにがん細胞が散らばっていることを意味する
    • がんが全身に広がっているため、がん性腹膜炎になるとその後のがんの経過は良くないことが多い




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