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脊髄腫瘍

脊髄腫瘍の基礎知識

脊髄腫瘍とは?

  • 脊柱(背骨)には脳からの命令を腕や脚などに伝える脊髄という神経が通っている
    • その脊髄が通る空洞を脊柱管という
    • 脊髄腫瘍はこの脊柱管の中にできた腫瘍のことを指す
    • 脊髄自体からも、脊髄を包む組織からも腫瘍ができる
  • 脊髄を包む硬膜という膜を境に、腫瘍ができる場所によって分類する
    • 脊柱管の中で硬膜の外の腫瘍を「硬膜外腫瘍」という
    • 硬膜の中で脊髄の外にできた腫瘍を「硬膜内髄外腫瘍」という
    • 脊髄内部にできた腫瘍を「髄内腫瘍」という
  • 悪性腫瘍がん)と良性腫瘍(がんでないもの)がある
  • 10万人当たり1-2人/年の発症率であり、珍しい

症状

  • 腫瘍が大きくなると運動麻痺排尿障害が生じる
  • 麻痺は脊髄の圧迫による腕や脚などのしびれ、感覚障害や筋力低下が生じることが多い
  • 稀ではあるが、腫瘍の種類によっては背骨にも腫瘍が転移することがある

検査・診断

  • 画像検査:腫瘍の大きさや位置を調べる
    • CT
    • MRI
  • 確定診断に必要な検査
    • 生検:小さな手術で腫瘍の一部をとって、顕微鏡で調べる
  • 脊椎炎や多発性硬化症でも他の病気でも、症状やMRI画像の様子が似ているため、しっかりと区別する必要がある

治療

  • 症状が強い場合や悪性腫瘍(が疑われる)場合は、治療が行われる
  • 手術
    • 腫瘍を取り除く
    • ただし大切な神経のすぐ周囲であるため、取りきれないことが多い
    • 手術で神経を傷つけて合併症を起こす可能性もある
  • 放射線療法化学療法抗がん剤治療
    • 種類によって良く効く場合から全く効かない場合まである
    • 手術や生検で腫瘍の種類を診断して、効果が期待できるときに行われる
  • 腫瘍によって一度傷ついた神経は、治療しても元に戻らない
    • 治療が必要な場合は、早めに治療した方がよい




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