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臍ヘルニア(でべそ)

臍ヘルニア(でべそ)の基礎知識

臍ヘルニア(でべそ)とは?

  • へその緒が取れた後に起こる、へそが外見的に飛びだしてくる状態
  • 臍輪(へその緒が胎児に付着していた部分)が完全に閉じた状態にならないことが原因で起こる
    • 中には、腹筋の間から腸がせり出してきて、皮膚を盛り上げている場合もある(ヘルニア
    • 「へその緒の切り方」など、処置の方法が原因となるものではない
  • 人口の5~10人に1人の割合でみられる

症状

  • 飛び出したへそが大きくなる
  • まれに1~2歳を越えても飛び出たへそが残る

検査・診断

  • 症状の問診とへその状態の診察から診断される

治療

  • 生後3か月ころまで大きくなり、多くは1歳頃までにヘルニアの出入り口の筋膜の隙間(ヘルニア門)が自然に閉じて治る(約90%)
    • 自然に治ることが期待できるので、1~2歳ごろまでは治療をせずに様子を見ることが多い
  • 臍ヘルニアが大きい場合は、たとえ自然治癒したとしても、臍部の余剰皮膚が醜形を残して治ることがあり、整容面で臍の形を改善するために治療を行うこともある。
    • スポンジで臍を圧迫する治療法(圧迫療法)や、広がっているヘルニア門を閉じる手術などがある。圧迫療法は乳児期早期に有効とされるが、テープかぶれを起こす場合もあり、皮膚の状態を厳重に観察しながら治療を継続する必要がある。
  • ヘルニア門が狭い場合、稀ながら臍部皮膚の内側、筋膜との間で腸がはまって外れなくなる(ヘルニア嵌頓)ことがあり、そのような場合には緊急で手術を行う




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