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消化管間質腫瘍(GIST)

消化管間質腫瘍(GIST)の基礎知識

消化管間質腫瘍(GIST)とは?

  • 消化管の粘膜の下に病変ができる腫瘍の1つ
  • 厳密には悪性腫瘍とも言い切れないが、悪性化(がん化)することがあるため、それと同じように扱うことが多い
  • 消化管細胞の遺伝子の突然変異が起こり発症する
  • 人口10万人に2人の割合で発症
    • 50~60歳代に多い
    • 胃、小腸、大腸、食道の順に多く、60~70%は胃にできる

症状

  • 吐き気
  • 胸痛、腹痛:腫瘍ができる部位による
  • 飲み込みにくさ
  • 出血:吐血下血
  • 貧血
  • 頭痛
  • お腹の張りやしこり

検査・診断

  • 胃カメラ上部消化管内視鏡検査)、大腸カメラ下部消化管内視鏡検査):腫瘍の有無を目視する
  • 上部、下部消化管造影検査消化管の動きを調べる
  • CT検査:胸部、腹部の腫瘍の大きさや位置を調べる
  • MRI検査:胸部、腹部の腫瘍の大きさや位置を詳しく調べる
  • 組織診:腫瘍が良性か悪性かを調べる
    • 腫瘍の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる

治療

  • 基本的に手術して腫瘍を取り除く
    • 転移のあるもの以外は手術で切除する
    • 特にサイズが大きいものや、増大傾向があるものは手術して切除する
  • 分子標的治療薬(イマチニブ)が有効であることが知られており、手術に組み合わせたり、再発に対して使ったりする
  • 定期的に検査することで早期発見、予防を行うことができる
  • 再発率は全体の約40%程度




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