ぜつがん
舌がん
舌の前2/3に起こるがんのこと
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最終更新: 2022.12.19
舌がんの基礎知識
POINT 舌がんとは
舌にできるがんを舌がんといいます。舌がんになると、舌の痛みや味覚障害、出血、口臭などの症状が出現します。原因としては喫煙や口腔内の不衛生などの関与が考えられています。舌がんが疑われる人は、診察や画像検査(CT検査やMRI検査)を用いてがんの大きさ、位置、広がりを調べて、がんが疑われる部分を一部切り取って顕微鏡でみることによって診断が確定されます。手術や放射線に効果が期待でき、進行具合に合わせて適した方法が選ばれます。舌がんが心配な人は口腔外科や頭頸部外科を受診してください。
舌がんについて
- 舌の前2/3に起こる
がん のこと - 喫煙や口腔内の不衛生が原因で起こる
- 口の中にできるがんのうちの90%を占める
- 男性の方が女性の2倍ほど患者数・死亡者数が多い(2021年)
- 50歳代以降に多い
舌がんの症状
- 舌の痛み
- 味覚障害
- 舌が白くなる
- 出血
- 口臭 など
舌がんの検査・診断
- 舌の触診:
がん の部分は周囲よりも硬い - 画像検査:がんの大きさや位置を調べる
CT 検査MRI 検査
- 舌
生検 :がん細胞の有無などを顕微鏡で調べる
舌がんの治療法
- 手術
がん の大きさ、浸潤度によって舌の切る大きさが異なる(舌の一部分〜舌の全摘出まである)転移 している場合は、頚部のリンパ節 郭清を行う
放射線療法 - 手術と併用して行うこともある
- リハビリテーション:舌の動きを改善するリハビリテーションを行う
- がん自体は軽度であっても、リンパ節への転移が見られることがある