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変形性頚椎症

変形性頚椎症の基礎知識

変形性頚椎症とは?

  • 頚椎が加齢に伴って変形し、肩から指先にかけて神経症状を引き起こした状態
    • 頚椎と頚椎の間にある「椎間板」と呼ばれるクッション性の組織が加齢に伴って磨り減る
    • 椎間板が薄くなることによって骨がズレ、背骨の中を通る脊髄神経を圧迫し、様々な症状を引き起こす
  • 7個ある頚椎のうち、上から3~4個程度の場所に障害が現れると、呼吸を行う筋肉を動かすことができなくなり、死に至る場合もある

症状

  • 肩こり
  • 首の痛み
  • 腕が動かしにくい
  • 手足の運動麻痺:指が細かく動かすことができない、字がうまく書けない、足に力が入らない
  • 手足の感覚障害(しびれ)が出る:首から手先にかけて連続してしびれが出ることもある

検査・診断

  • 画像検査:骨の状態を調べる
    • レントゲン:骨の変形度合いや骨折の有無を調べる
    • CT:レントゲンではわからない、骨の変形度合いや骨折の有無を調べる
    • MRI:骨の変形や骨折による周りの組織の損傷がないか調べる
  • 針筋電図検査:筋肉が発する電気を測定し、筋肉の状態を調べる
    • 他の病気との区別が必要な場合などに行われることがある

治療

  • 保存療法
    • カラーと呼ばれる首の装具を付けて安静にする
  • リハビリテーション
    • 弱くなった筋肉の強化、手足の働きの改善を行う
    • 自分で無理に動かすと悪くする恐れがあるため、必ず専門家の指導を受ける
  • 手術
    • 前方除圧固定術:背骨の前(おなか側)から脊髄神経を圧迫している物を取り除き、骨(人工物の時もある)を移植し、固定する
    • 脊柱管拡大術:背骨の後ろ(背中側)から脊髄が通る空間を広げて圧迫しないようにする




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