えっくすきゃく(がいはんひざ)
X脚(外反膝)
両ひざが内側に曲がって、左右のひざの内側をくっつけても、左右の内くるぶしがくっつかない状態
6人の医師がチェック 120回の改訂 最終更新: 2022.03.17

X脚(外反膝)の基礎知識

POINT X脚(外反膝)とは

両膝が内側に曲がった影響で、左右の膝を内側にくっつけても、左右のくるぶしがくっつかない状態のことです。主な原因は靭帯・骨の異常、けがなどです。診断には特別な検査はなく、診察や症状、経過などから診断を行い、必要に応じてレントゲン検査を行います。変形が軽い場合には治療は必要ではありませんが、症状がある場合は装具を使って症状を和らげます。また重症な場合は骨切り術を行い、形を正常に近い状態に戻すようにします。X脚が心配な人は整形外科を受診してください。

X脚(外反膝)について

  • 両ひざが内側に曲がって、左右のひざの内側をくっつけても、左右の内くるぶしがくっつかない状態
  • 主な原因
    • 靭帯の異常、骨の異常、けが  
  • 分類
    • 生理的な変形:3-4歳以降の小児などに見られる、特に治療の必要のない軽度の変形
    • 病的な変形:くる病、靭帯や骨の異常などによる変形

X脚(外反膝)の症状

  • ひざに現れる主な症状
    • 変形(ひざの外側の骨がすり減る)
    • 違和感
    • こわばり
    • 痛み
    • 水が溜まる
    • 足の疲れ
  • 膝以外の部位にも負担がかかり、痛みなどが表れることがある

X脚(外反膝)の検査・診断

  • 特別な検査は行わず、足の診察、症状、経過などから診断を行う
  • 必要に応じてレントゲン検査などの画像検査を行う

X脚(外反膝)の治療法

  • 保存療法:装具を使った治療
    • 劇的な改善は期待できない
  • 手術:骨切り術など
    • 重症の場合、日常生活を阻害するほどの障害である場合に行われる
  • 経過観察になることが多い

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