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産褥熱

産褥熱の基礎知識

産褥熱とは?

  • 分娩後、子宮に細菌が感染して発熱が生じた状態
    • 出産した直後は、腟や子宮などに細菌感染が起きやすい
    • 特に子宮内膜炎が熱の原因となることが多い(悪露が子宮に貯留していると感染が生じやすいため)
  • 分娩後24時間から10日ごろまでに生じた子宮やその周囲の感染
  • 経腟分娩よりも帝王切開による出産の場合に起こりやすい
    • 帝王切開では5-20%、正常分娩では数%程度
  • 産褥期は、尿路感染症膀胱炎腎盂腎炎)や乳腺炎(うっ滞性乳腺炎、化膿性乳腺炎)も併発しやすい

症状

  • 発熱
  • 下腹部痛
  • 子宮の圧痛
  • 悪臭のある悪露の流出
  • 軽度の出血

検査・診断

  • 細菌検査
    • 血液、腟から感染の原因となり得る細菌の有無を調べる
  • 血液検査
    • 炎症の程度や全身の状態を確認する
  • 経腟超音波検査
    • 子宮の中に遺残物、貯留物がないかを確認する
  • 腹部CT腹部MRI検査
    • 抗生物質抗菌薬)を使用してもなかなか解熱しない場合には、他の部分にが貯留していないかの確認のため行われることがある

治療

  • 抗菌薬による治療が原則
    • ペニシリン系、セフェム系抗菌薬など
    • 近年では抗菌薬による治療が素早く行われるようになり、産褥熱が起こる頻度が低下してきている
  • 子宮の中に胎盤などが残っている場合に放っておくと全身状態が重症になるので、速やかに取り除く必要がある




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