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溶血性尿毒症症候群

溶血性尿毒症症候群の基礎知識

溶血性尿毒症症候群とは?

  • 赤血球が壊れることによる貧血溶血性貧血)、血小板の減少、急激な腎機能低下(急性腎不全)が起こっている状態
  • 腸管出血性大腸菌(O-157)が産生する毒素(ベロ毒素)が主な原因であると考えられている
  • O-157に感染した人の1~10%が発症
    • 子供に起こることが多い
  • 血栓性血小板減少性紫斑病と症状は似ているが、より重篤な腎機能障害が起こる

症状


検査・診断

  • 主症状と検査結果から総合的な診断が行われる
  • 血液検査:血液中における赤血球血小板が減っているかや腎機能の程度などを調べる
  • 細菌検査:便から病原体への感染を調べる
  • 尿検査:腎機能障害の有無をみる

治療

  • 入院治療が原則
    • 血液透析:腎臓の機能が悪くなった場合
    • 輸血:貧血が強い場合
    • 抗けいれん薬:けいれんがある場合の対症療法
    • 播種性血管内凝固症候群DIC)に至っている場合はこれに対する治療
  • 予防
    • 十分火の通っていない肉や殺菌処理されていない牛乳、チーズ、汚染された水(井戸水など)の摂取を避ける
    • 手洗いを心がける
  • 退院後も腎臓障害が残ることがあるため、長期的に経過を見ながら、その都度必要な検査や治療を受ける必要がある




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