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子宮内反症

子宮内反症の基礎知識

子宮内反症とは?

  • 分娩によって子宮の一部が腟側に反転(ひっくり返る)した状態
  • 分娩以外にも子宮筋腫が膣内に出てきてしまうことで引き起こされることもあるが、稀である
  • 分娩の際の原因
    • 胎盤剥離徴候が現れる前に、臍帯へその緒)を引っ張りすぎた場合
  • 内因性の原因:下記以外に、原因不明であることも多い
    • 子宮の形態異常に伴う子宮筋の弛緩
    • 多胎妊娠
    • 巨大児
    • 羊水過多
  • 8000~1万回の分娩に1例ほど
  • 分類
    • 全内反症:内側に反転した子宮が腟外まで脱出した状態
    • 不全内反症:内側に反転した子宮が子宮頚部にとどまった状態
    • 子宮圧痕:子宮の内反によって子宮底が陥没した状態

症状

  • 下腹部の激痛(分娩直後の突然の激痛)
  • 腟付近の膨満感
  • 大量出血
    • 出血によって、血圧が急激に低下して、意識が悪くなるなど様々な症状を引き起こす

検査・診断

  • 診察のみで診断をつけられる
  • 腹部超音波検査:子宮の内反の程度や出血の有無を調べる
    • 様々な評価に用いることができる

治療

  • 軽度の場合、手で押して戻すことにより子宮を元の状態に戻す(整復)
    • 不可能であれば手術
    • 子宮の整復がどうしても難しく出血が大量なケースでは、子宮そのものを摘出することもある
  • 一度子宮内反症が引き起こされると、次回の分娩時にも再発する可能性があるので注意が必要




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