医師たちがつくる病気事典メドレー

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)の基礎知識

バージャー病とは?

  • 血管の壁に炎症が起きることで、血管が細くなったり血のかたまりができて、血管が詰まる病気
    • 腕や脚の血管が詰まり、その先に血が流れてこないことによる症状が起こる
  • 全国で約8000人いると言われている
    • 20-40歳代のたばこを吸っている男性に多い
  • 特に腕や脇の下付近の血管に起こりやすいと言われている
  • 閉塞性動脈硬化症と類似している

症状

  • 主な症状
    • 手足の冷え、しびれ
    • 歩行障害:間欠性跛行(歩くとしびれが起きるが、休むとすぐ治る)
  • 血管の詰まりがひどくなると、指先に痛みが出てきたり、壊死することがある

検査・診断


治療

  • 禁煙が何よりも大切な治療
  • 禁煙をした上で以下のような治療を行う
    • 薬物療法
      抗血小板薬(血液を固まりにくくする)
      ・血管拡張薬(血管を広げて血液が流れやすくする)
    • 手術
      ・バイパス手術:詰まった血管の先に新たに血管をつないで、血が流れるようにする(そこまで多く行われる手術ではない)
    • 交感神経節切除術、ブロック術:交感神経の働きを抑えることで、血管を常に拡張した状態にする
  • 喫煙を続けている限り、治療の効果は出ないため、禁煙を厳守することが基本となる

バージャー病に関連する治療薬

プロスタグランジンE1誘導体製剤(抗血小板薬)

  • 血行を良くすることで、血行が悪い状態でおこる手足の冷たさやしびれ、痛みなどを改善する薬
    • 血小板が凝集すると血液が固まりやすくなり血行が悪くなり血栓ができやすくなる
    • 体内でプロスタグランジンE1(PGE1)という物質は血小板凝集を抑え、血管を拡張させる作用などをもつ
    • 本剤はPGE1を元につくられた製剤で体内でPGE1と同じ様な作用をあらわす
  • 腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢の疼痛やしびれなどを改善する効果もある
プロスタグランジンE1誘導体製剤(抗血小板薬)についてもっと詳しく≫




version 7.4(β)
本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
©Medley, Inc. All Rights Reserved.