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パーキンソン症候群

パーキンソン症候群の基礎知識

パーキンソン症候群とは?


症状

  • 主な症状はパーキンソン病と同じ
  • 運動症状
    • 安静時に手足が震える(振戦)
    • 筋肉がこわばる(筋強剛、筋固縮)
    • 動作が鈍くなる
    • すくみ足
      ・足が地面にはりついてしまったようになって動けない状態
      ・動きはじめや方向転換するときによく起こり、歩きだすまでに時間がかかる
    • 姿勢反射障害(バランスをとるために姿勢を反射的に修正する能力の低下)
    • 眼球運動障害(特に上下が見づらくなる)
  • 自律神経障害の症状
  • 精神症状
    • レム睡眠行動異常症(睡眠中に異常な行動を取る)
    • うつ症状
    • 失語
    • 認知症
  • パーキンソン病は片側の腕や足の震えから症状が起こることが多く、筋肉のこわばりも特徴的である
    • 姿勢反射異常やすくみ足から症状が起こる場合は、パーキンソン病以外の病気が疑われる

検査・診断


治療

  • 原因となった病気に対する治療を行う
  • 薬剤性パーキンソニズムの治療はまず原因の薬剤を中止すること
    • 原因薬剤を中止すると治ることが多い
  • パーキンソン病の治療薬(レボドパ)が治療に使われることがあるが、パーキンソン病に比べて効かないことが多い
    • 特に神経変性疾患が原因の場合、パーキンソン病の治療薬では症状が改善しないことが多い
    • 長期間使用していると、効果のある時間が短くなったり(ウェアリングオフ)、手足が勝手に動いてしまう(ジスキネジア)などの症状がでる
  • 体の動きが悪くなることが多いので、リハビリテーションも重要
    • 歩行訓練
    • バランス訓練(転ばないようにする)
    • 関節可動域訓練、ストレッチ(関節が硬くならないようにする)
    • 筋力トレーニング(運動しなくなって筋力が落ちるのを防ぐ)
    • 音楽療法(リズムに合わせると動きがスムーズになることがある)
    • 呼吸訓練
    • 飲み込みの訓練
    • 言葉の訓練
  • 生活環境を改善することも大切
    • 段差をなくす
    • 椅子を高くして座りやすくする
    • 手すりを付ける
    • 飲み込みにくくなっている場合、症状に応じて食べ物の形態を変える

パーキンソン症候群に関連する治療薬

抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)

  • 抗コリン作用により、脳内のドパミン作用を強め、パーキンソン病における手足の震えなどの症状を改善する薬
    • 脳内の神経伝達物質アセチルコリンはドパミンと拮抗し合う物質である
    • パーキンソン病では脳内のドパミンが不足しているため、アセチルコリンの作用が強くなっている
    • 本剤はアセチルコリンの働きを抑える作用(抗コリン作用)をあらわす
  • 抗精神病薬などによるパーキンソン症候群などにも使用する場合がある
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