医師たちがつくる病気事典メドレー

難治性下痢症

難治性下痢症の基礎知識

難治性下痢症とは?

  • 2週間以上続く原因が特定できない下痢のこと
  • 主な原因として以下の4つが挙げられる
    • 腸で栄養素(炭水化物、タンパク質、脂肪など)の消化ができない
      ・膵臓から分泌される消化酵素の機能不全
    • 腸で栄養素の吸収ができない
      ・腸の粘膜の異常
    • 腸で水分の吸収ができない、あるいは水分の異常分泌
    • 腸蠕動(腸の収縮運動)が激しい
  • 原因となる具体的な病気の例

症状

  • 主な症状
    • 生後数日以内に始まる下痢
    • 体重が増えない
    • 栄養障害
    • 成長障害
  • 慢性化した際の症状

検査・診断

  • 便検査
  • 食物過敏性腸症が疑われる場合はアレルギーの原因となる食物を特定する必要がある
  • 必要に応じて生検を行い腸粘膜の異常を調べる
  • クリニテスト:便の酸性度を調べる
    • 糖質が吸収できない場合に酸性化する

治療

  • 脱水症の治療を行ったあと、栄養療法を行うことが治療の基本
    • 栄養療法はすでに消化された状態のタンパク質やアミノ酸の含まれた栄養剤を使用する
  • 腸から栄養が摂れない場合は、点滴で静脈から栄養を摂る
  • 細菌感染が原因となっていることはほとんどないので、抗菌薬抗生物質)を使用しても効果はない場合が多い
  • 先天性疾患が原因の場合は下痢を予防するのは困難




version 7.4(β)
本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
©Medley, Inc. All Rights Reserved.