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新生児肝炎

新生児肝炎の基礎知識

新生児肝炎とは?

  • 新生児に起きる肝炎で、原因が不明のもの
  • 新生児期〜乳児早期で発症する
  • 胆汁(消化液の一種)の流れが悪くなって黄疸が出たり、肝障害が生じて肝臓の機能が低下する
  • 出生5000-10,000人に1人程度の割合で起こる
  • かつて原因不明で「新生児肝炎」と診断されていた人の中に種々の遺伝性・代謝性疾患が隠れていたと考えられ、最近の診断技術の向上により、原因不明の「新生児肝炎」の割合は減少している
  • 以下に挙げるような、胆汁の流れが悪くなる他の疾患でないことを確認するのが大切
    • 胆道閉鎖症
    • 感染症に伴う胆汁うっ滞(サイトメガロウイルスなど)
    • 遺伝性家族性肝内胆汁うっ滞症
    • 代謝疾患(シトリン欠損による新生児肝内胆汁うっ滞など)
    • 先天性疾患(Alagille症候群など)
    • 内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)

症状

  • 生後2か月以内に黄疸、肝腫大、クリーム色の便がみられる
  • 体重が増えない

検査・診断

  • 血液検査:肝機能などを調べる
  • 手術が必要な胆道閉鎖症を否定することが大切
    • 肝胆道排泄シンチグラフィ
    • 腹部超音波検査
  • 必要があれば、原因検索のために肝生検を行う(肝臓の組織を一部とって検査する)

治療

  • 栄養管理、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の補充、胆汁の排泄促進剤の使用
  • 長期的な経過
    • 新生児の多くでは、生後3~6か月以内に黄疸が改善する
    • 1歳になる頃には肝臓の機能は回復する
  • 肝硬変、肝不全に進行した場合は肝移植が検討される




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