医師たちがつくる病気事典メドレー

ジアノッティ症候群

ジアノッティ症候群の基礎知識

ジアノッティ症候群とは?

  • ウイルスなどに感染して、肘や膝の外側や、手足の先端、おしり、顔(頬)に赤い皮疹ができる病気
    • 感染により免疫反応に乱れが生じて、皮膚変化が出る
    • 皮疹は先端が盛り上がっているのが特徴的(丘疹
  • 原因は以下のウイルス・細菌をはじめとするさまざな病原体の感染による
    • B型肝炎ウイルス
    • EBウイルス
    • サイトメガロウイルス
    • コクサッキーウイルス
    • マイコプラズマ
  • まれに3種混合ワクチンやインフルエンザワクチンによって起こることもある
  • これらを全てまとめて「ジアノッティ症候群」と称するが、特にB型肝炎ウイルスが原因のものが「ジアノッティ病」である
  • 1-6歳(特に1-2歳の幼児)でよく発症する

症状

  • 肘や膝、顔にかゆみを伴う赤い皮疹が左右対称に生じる
    • 肘や膝の裏側(屈側)には発疹がほとんど出ない
  • 微熱、リンパ節腫大など全身症状を伴うこともある(軽度)
  • B型肝炎ウイルスの感染による場合は黄疸や肝腫大などの肝炎症状が出ることもある

検査・診断

  • 視診:特徴的な発疹の状態を調べる
  • 血液検査:肝機能などを調べる
    • 特にB型肝炎ウイルスの感染によるものの場合、肝臓機能障害など全身に影響が現れることがあるため

治療

  • 1か月ほどで自然消滅することがほとんどなので、特別な治療は行わずに経過を見ることが多い
  • かゆみが強い場合は、かゆみ止めの塗り薬や飲み薬を使う場合がある
  • B型肝炎ウイルスの感染による場合
    • 治療しないとウイルスが体内から消えないこと(慢性肝炎やキャリアへの移行)がありえるため、治療の必要性を踏まえて検査を定期的に行う




version 7.4(β)
本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
©Medley, Inc. All Rights Reserved.