きょうちょくせいせきついえん
強直性脊椎炎
背骨や骨盤の関節・靭帯を中心に炎症がおき、腰痛や関節を曲げられなくなる症状が現れる病気
6人の医師がチェック 149回の改訂 最終更新: 2022.06.27

Beta 強直性脊椎炎についての医師コメント

欧米に比べて日本では比較的稀であり、馴染みが薄い疾患かもしれません。若い男性に多いと言われている疾患です。
伝統的に治療にはNSAIDsが使われていましたが、TNFα阻害薬であるインフリキシマブが最近は第二選択薬としてよく使われるようになってきています。
他にも多くの生物学的製剤に対して現在臨床試験が行われており、治療の幅が広がることが期待される疾患です。
問題となるのは、この病気の疾患活動性をどう評価するか、です。実際、血液検査で有用な指標はなく、薬をいつやめられるかが難しいです。新薬が使えるのは素晴らしいことですが、非常に薬価が高く、いつまでも使えるものではありません。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.10