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喉頭軟化症

喉頭軟化症の基礎知識

喉頭軟化症とは?

  • 喉頭(のどの前の方にある空気の通り道)が未成熟で柔らかいため、息を吸った際につぶれてしまい、気道(空気の通り道)が狭くなってしまう状態
    • 明らかな原因は不明
  • 生後2週間以内に出現し、生後6ヶ月頃までは悪化することがある
  • 喉頭だけではなく、咽頭(のどの後ろの方にある空気と食べ物の通り道)・気管・気管支などの連続する部位に同様の軟化症を認めることがある
  • 漏斗胸胃食道逆流症合併することがある
  • 染色体異常・神経筋疾患・奇形症候群などの症状の1つである場合がある
    • 喉頭軟化症だけの場合とそれ以外に異常がある場合で重症度や治療法は大きく異なる
  • 軽症であれば、時間経過とともに1歳頃までに自然に改善する
  • 似た症状を引き起こす病気
    • のどの腫瘍(咽頭がん喉頭がんなど)
    • のどの形の異常
    • 声帯の麻痺反回神経麻痺
    • 喉頭けいれん(生後12か月以上で喘鳴チアノーゼが現れる)

症状

  • 主な症状
    • 息を吸うときにヒューヒュー、ゼーゼーといった呼吸音(喘鳴ぜんめい)が出る
      気管支喘息であれば息を吐く時にヒューヒュー、ゼーゼーといった音がする
    • 泣いているとき、おっぱいを飲むとき、体を動かしたとき、仰向けのときに症状が強くなる
    • 呼吸障害の程度が強いとチアノーゼがみられる
    • 哺乳が進まない
    • 哺乳不良に伴う体重増加不良

検査・診断

  • 症状から疑うが、診断の確定や症状の程度を知るには喉頭鏡検査が重要
  • 喉頭鏡・気管支鏡検査:気道の閉塞があるかどうかを調べる
  • X線レントゲン)写真

治療

  • 基本的な治療方針
    • 自然に改善することが多いため、症状を和らげる工夫をする
    • 正常な発育を目指す(体重が増えすぎると気道が狭くなるので、体重の増えすぎに気をつける)
  • 重症な場合や症状の改善がない場合、合併する奇形などを考慮して手術(喉頭形成術など)を行う
  • 主な治療
    • 寝かせ方・座らせ方を工夫する
    • ミルクを飲む際に症状が悪化する場合は、スプーンを使う
    • 長い時間授乳を続けない
    • 呼吸のペースと嚥下のペースをうまく保つ
    • 必要があればミルクにとろみを付ける
    • 鼻や口から管を入れて栄養を直接胃の中に入れる
  • 呼吸障害の程度が強い場合には、呼吸の補助を行う
    • 経鼻陽圧換気(鼻と口を覆う形のマスクをつけて、圧をかける)
    • 気管挿管(口から管を入れて、空気の通り道を確保する)
    • 気管切開(のどに切開を入れて、空気の通り道を確保する)
  • 言語療法士によるリハビリテーションを継続する
  • 通常であれば問題とならないような感染(かぜ気管支炎など)で呼吸状態が悪化することがあるので注意が必要
    • 予防接種は必ず受けるようにする




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